ラ・ラ・ランド
前回の記事で新庄の言葉について書いた。
スポーツの価値はくらしにいろどりを与えてくれること
ということは、自分のなかで揺らぎない思いにいたっているのだが、その「いろどり」という言葉に行き当たったのは、映画「ラ・ラ・ランド」の「Audition (The Fools Who Dream) 」という曲だった。
主人公が女優になる夢をかけた最後のオーディションで自らの叔母さんのことを即興で歌う曲に感動してぼくは涙したのだが、人から「泣くような映画ちゃうやん」と言われるとおり、普通の人にとっては、まったく涙の意味がわからないようなシーン。
アートというのはちょっとばかげていて、役に立たないものだというような歌詞で、そのなかに、こんな歌詞がある。
a bit of madness is key
to give us new colours to see
人生にいろどりをあたえてくれるばかげたこと
というのは、自分にとってのスポーツであり、自分がなぜスポーツに取り組んでいるのか、という問いの答えだった。
「ラ・ラ・ランド」はアカデミー作品賞は逃したけど(間違って発表されて舞台上で取り消された)、ここ数年の映画のなかで、一番好きな作品です。スポーツにもアートにも興味がない人にも、「ミュージカルはちょっと、」という人にもおすすめです。
コメント