先日、賀川さんの対談集「このくにのサッカー」で、賀川さんと照明デザイナーの石井幹子さんの対談が行われた。
日ごろは照明というものに特に興味を持っているわけではないのだけども、昨年末に事務所を移転して、照明の大切さを改めて実感したばかりで、対談を楽しみにしていた。
そして対談に立会いながら、ふと思い出されたのは、20年以上前の神戸での震災のことだった。
震災直後はまさか自分たちが最も被害の大きな地域にいるのだとは気付かなかったのだが、震災から数日後、夜に高台から神戸の街を見下ろす機会があり、その時に自分の住まいのあるエリアは真っ暗で明かりがないことに気付かされた。夜景の美しさを誇っていた神戸だったが、その日の明かりは震災の傷跡を映し出していた。
そして数日後、電気が通り、明かりが灯った時には家族一同で思わず拍手して喜んだのだった。
昨日、震災が熊本を襲った。
熊本にはU-18フットサルの振興に積極的に関わってこられた方々、チーム、選手が多く、他人ごととは思えずに心を痛めている。
末筆ながら皆様のご無事を心よりお祈り申し上げます。
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