高校野球
戦後70年の終戦記念日、賀川さんのかばんもちとして甲子園に行ってきた。子どものころはよく来た覚えがあるのだが、思い出してみると報徳の金村、南陽工の津田や名電高の工藤を見た記憶はあるが、自分が高校生になってからはごぶさたのはずで、もう35年ぶりということになる。
試合開始のサイレンや、ひとつひとつの打音にゾクゾクさせられ、高校生たちの動きに見入った。ここ数年、U-18フットサルの全国大会創設をはじめとした競技環境づくりに奔走してきて、3年間という限られた時間のなかで、仲間たちと結果を出すために力を振り絞る姿はどちらも同じく感動的だが、やはり100年の歴史のなかで積み重ねられてきた極めて日本的なスタイルは他のスポーツには見られない価値があると思った。もちろんフットサルにはそれと異なる多様な価値があるのだけど。
正午の黙祷では、賀川さんのとなりで70年前の戦争に思いをはせた。翌日の墓参りでは、毎年甲子園に連れて行ってくれた伯父を思い出した。スポーツというものの力はいろいろな形で存在するのだと思い知らされる。
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