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2015年8月

オーシャンズと作陽

2015/08/28(金)

ホンダカップ フットサルフェスタでは2010年にU-18(当時はユース)カテゴリーを新設。全国大会を制したのは名古屋オーシャンズU-18で、関西代表として出場していたのは作陽高校だった。オーシャンズは作陽と関東代表の成立を下し、見事に初代王者に。

2年後、初めて開催されたU-18フットサルの全国大会「U-18フットサルトーナメント」では1次リーグでオーシャンズが作陽に4-2で勝利。さらに決勝でもこの2チームが顔を合わせ、延長にもつれ込む激戦の末、名古屋オーシャンズが優勝を飾った。

その後、神戸アスリートタウンクラブ主催のグリーンアリーナ神戸カップでもこの2チームの対戦があり、2012年に作陽、2013年にオーシャンズがそれぞれ勝利し優勝。

これらの対戦のなかでもオーシャンアリーナでのU-18フットサルトーナメント決勝は1点ビハインドの作陽が終了間際のFKで5-5と同点に追いつき、延長でオーシャンズがパワープレーで押し切るという劇的な点の奪い合いだった。

そして今年のグリーンアリーナでは、前日に日本一に輝いた作陽が疲労困憊のなか、決勝にたどり着く。一方のオーシャンズは完成度の高いフットサルで堂々と決勝に。

試合は試合終盤まで0-0だったが、ゴールは生まれないなかでも見る者を魅了するスペクタクルなゲームとなった。マラドーナが1986年のW杯フランス×ブラジル戦をテレビで見ながら「終わってほしくない」と言ったそうだが、ここにも終わってほしくない試合があった。ただ、疲れ果てた作陽の選手にとっては、早く終わりたい試合だったはずで、賀川さんが「やけくそになったもん勝ち」というような話をするように、この試合も疲労が極限に達し、負傷者も出た作陽が最後にやけくそになって攻め立て、残り1分を切ったところから、仙台でも決勝ゴールを挙げた間中選手の突破から今川選手が決め、さらに1ゴールを追加して勝利。

表彰式が終わり、撤去作業が進む中でもなかなかピッチを去らなかったオーシャンズの選手たちが本当に悔しそうで、その悔しさは必ず彼らの糧になるだろうと思わされた。勝利へのひたむきさ、勝利の喜び、そして敗者の悔しさというスポーツの本質を高校生たちに実感させてもらったゲームだった。

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作陽とクラーク

2015/08/27(木)

6月7日ミズノフットサルプラザ潮芦屋で行われたホンダカップ フットサルフェスタU-18予選では、大会2連覇中のクラーク記念国際高等学校がSAKUYO、SAKUYO futuroの2チームを撃破し、2位となったSAKUYOとともに関西大会に進出。

7月12日J-GREEN堺での関西地域決勝では、SAKUYOがクラークを1-0と返り討ちにして全国大会出場を決めた。この時点では、代表となったSAKUYOよりも全国3連覇の夢を絶たれたクラークの方が力は上かな、という印象だった。

2日とも初戦で両チームが対戦し、事実上の代表決定戦が初戦となるのはちょっともったいないな、と感じていたのだが、続くJFA主催の名実ともに日本一を決める「第2回 全日本ユース(U-18)フットサル大会」でも両チームは同グループ入りし、なんと開幕カードで対戦することになった。

この試合は1-1の引き分けで両チームの実力が拮抗していることがここでも証明された。両チームは2戦目に勝利。3戦目では作陽は北海道代表のサンクFCくりやまU-18に快勝しベスト8入りを決める。一方のクラークは引き分けでも決勝ラウンド進出が決まる試合で、前年度優勝のFC聖和学園に0-1と惜敗。高校サッカー部勢は1試合ごとにフットサルを吸収し、大会内で一気にレベルアップしてくるのだが、聖和との対戦が3試合目になったのはクラークにとってはアンラッキーだったかもしれない。

この後、作陽は大会を制覇、そして神戸でのグリーンアリーナ神戸カップでも優勝。

両大会とも、決勝会場のスタンドで、クラークの選手が作陽を応援する姿が見られた。高校生らしいさわやかな、いい光景だった。

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U-18フットサル漬けの4日間

2015/08/26(水)

賀川さんと仙台で第2回全日本ユース(U-18)フットサル大会を取材。そして翌日からは神戸で主催者としてグリーンアリーナ神戸カップ U-18フットサルフェスティバルを運営と、U-18フットサル漬けの4日間が終わった。

2012年に筑波大附属高校の中塚先生などと「U-18フットサルトーナメント」として全国大会を立ち上げて以来、いろいろな形でU-18フットサルにかかわってきたが、その時間や働きが報われたと実感できる4日間だった。

昨年に創設された、JFA主催のU-18フットサル日本一決定戦「全日本ユース(U-18)フットサル大会」は昨年は東京で開催され、賀川さんと取材。

最高齢とはいえ、100年の歴史を持つ高校サッカーの誕生は見ていない賀川さんに「U-18フットサルは第1回から見てもらう」ことができた。

2回目となる今年は仙台開催ということもあり、翌日からは神戸の大会があることもあり、二の足を踏んでいたのだが、ホンダカップの会場でクラーク記念国際高校の選手から

今年も来てくれるんっすか

と声をかけられて、グラリと行く気にさせられたのだった。

2年連続出場となったクラークは、残念ながら1次ラウンド敗退で、3日目から仙台入りしたぼくと賀川さんは、彼らの仙台での晴れ姿を見ることはできなかった

しかし、準決勝以降の5試合を観戦した2日間は、仙台まで足を運ぶだけの価値のあるすばらしいものだった。

神戸の大会とあわせ、明日から書いてみようと思うのだけど、賀川さんからは早速原稿が届いた。この記事も、報われた、という思いをさらに強いものにしてくれるありがたいもの。

感謝!

仙台での第2回全日本ユース(U-18)フットサル大会を見て

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高校野球

2015/08/17(月)

戦後70年の終戦記念日、賀川さんのかばんもちとして甲子園に行ってきた。子どものころはよく来た覚えがあるのだが、思い出してみると報徳の金村、南陽工の津田や名電高の工藤を見た記憶はあるが、自分が高校生になってからはごぶさたのはずで、もう35年ぶりということになる。

試合開始のサイレンや、ひとつひとつの打音にゾクゾクさせられ、高校生たちの動きに見入った。ここ数年、U-18フットサルの全国大会創設をはじめとした競技環境づくりに奔走してきて、3年間という限られた時間のなかで、仲間たちと結果を出すために力を振り絞る姿はどちらも同じく感動的だが、やはり100年の歴史のなかで積み重ねられてきた極めて日本的なスタイルは他のスポーツには見られない価値があると思った。もちろんフットサルにはそれと異なる多様な価値があるのだけど。

正午の黙祷では、賀川さんのとなりで70年前の戦争に思いをはせた。翌日の墓参りでは、毎年甲子園に連れて行ってくれた伯父を思い出した。スポーツというものの力はいろいろな形で存在するのだと思い知らされる。

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ホンダカップ フットサルフェスタ U-18は成立が初優勝

2015/08/06(木)

レディースでは、今年も高校生世代のメンバーで臨んだ丸岡RUCKレディースが連覇。しかも今年は中学生を含むメンバーで優勝したU-18との二冠と、タイトル総なめとなった。

スタッフや関係者、家族の手厚いサポートのもと、小学生世代から共にプレーできる環境は、フットサルだけでなく、すべてのスポーツの「クラブ」のあるべき姿を見せてくれているように感じる。彼女たちが、これからも大人になり、ママやばあばになってもプレーを続けてくれて、「ばあばも昔はホンダカップでね~」なんて昔話をしてくれたりするとうれしいですね。

U-18は今年で6年目の開催。初回の2010年に出場していた作陽と成立が対戦し、5年ぶりの再戦を制した成立が優勝。これで優勝1回、準優勝3回となった作陽は、8月下旬に仙台で行われる第2回全日本ユース(U-18)フットサル大会に中国地域代表で出場することが決まっている。

この2チームとU-18東海代表のウェルネス高校松本はスペシャルマッチとして、昨年のオープン優勝の「しょっちと愉快な仲間たち」と対戦した。ホンダカップ優勝賞品のPUMATRIBESのゲームシャツを身にまとった「しょっち」は立て続けにU-18の3チームと対戦してくれたが、さすがオープン優勝の貫録を見せて、3試合とも完封勝利。U-18の選手たちにすばらしい刺激を与えてくれた。

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ホンダカップ フットサルフェスタ 2日目

2015/08/05(水)

ホンダカップ フットサルフェスタ全国大会2日目は4カテゴリーで開催。

オーバー40、オーバー30、オープンと東海地域からはは南米選手中心のチームが勝ち上がったが、そのなかでオーバー40では昨年の優勝メンバーを多くそろえた南米日系.F.Sが優勝。大会創設期には関西のYONAITが連覇していたが、今年も応援も含めた陽気なムードで会場を盛り上げてくれた。

無差別級のオープンでは、フウガドールすみだのサテライトのメンバーで構成された猛牛打線が優勝。決勝戦では、関西大学社会安全学部のフットサルサークルマジェスタとスコアレスからPK戦にもつれ込む戦いを制し栄冠を勝ち取った。大学生チームの勢いをしっかりと受け止め、さすがFリーグを目指すプレーヤーと思われる戦いぶりだった。

2009年の優勝チーム、せみしぐれのメンバーは、今年はVEGA代官山として北信越から勝ち上がってきた。一次リーグで2試合とも相手を圧倒しながらゴールを奪えず、準決勝進出はならなかったが、「7分×2」の試合を勝ちきることに賭ける姿に今年も感動させられた。

▽2日目の各カテゴリー優勝チーム
[オープン]
猛牛打線(関東代表)

[オーバー40]
南米日系.F.S(東海代表)

[U-18]
SEIRITZ A(関東代表)

[レディース]
丸岡RUCKレディース(東海代表)

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ホンダカップ フットサルフェスタ 丸岡RUCKレディースが初代女王に!

2015/08/04(火)

ホンダカップ フットサルフェスタが今年も無事に終了した。

全国大会初日は5カテゴリーで行われ、今年新設となった「U-18ガールズ」では、本命・丸岡RUCKレディースが貫録を見せて初代女王の栄冠に輝いた。このカテゴリーには沖縄から中学生主体のサッカークラブ「Shi-maFC」と東京都のU-18女子フットサルリーグに所属する二階堂高校フットサル部という、まさにフットサルらしい多様性あふれるチームが勝ち上がってくれたのもうれしいことだった。

U-15はホンダカップ全国大会の常連となっているBRINCAR、U-12では、「毎年参加するけども、関東決勝大会までもなかなかたどり着けなかった」という東京町田小川FCが優勝。U-12は今年から関東、関西の出場枠がそれぞれ2チームに拡大されたが、その4チームがベスト4を占め、毎年厳しい予選が行われている両地域のレベルの高さを証明してくれた。

オーバー30は毎年ミックスなど多数のカテゴリーで全国大会に出場してくれるおなじみの石井さん率いるチームイシイが優勝。おなじみといえば、オーバー30には、ホンダカップ第1回大会から皆勤賞の岡部さん(オーバー40だけど)が参戦。相変わらずのプレーを見せてくれた。

おなじみの顔も、はじめましてのチームも、まさに大会スローガンの

 みんなが主役!

にふさわしい、すばらしいプレー、試合を展開してくれた。

ありがとうございました!

各カテゴリーの優勝チームは以下の通り。

●U-18ガールズ
丸岡RUCKレディース

●U-15
BRINCAR FC U-15

●U-12
東京町田小川FC

●オーバー30
チームイシイ

●ミックス
ZOEIRA

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