戦争の話
月末から大分でのキリンチャレンジカップ取材、神戸・東京での講演と、バロンドール騒動の最後の大騒ぎが続いた。そして、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞の取材もようやく一息つくことになった。
今年は戦後70年ということもあり、取材者の皆さんからは
「賀川さんには戦争の話を聞いても大丈夫ですか?」
と度々質問された。そのことを賀川さんに話したら、
まあ、サッカーの練習してたんが、飛行機の練習にかわっただけやからな
と笑顔で返事が返ってきた。
さらには、
軍隊での訓練より、神戸一中のサッカーの練習の方がキツかったしな
と。
取材で、
「ところで賀川さんは実戦経験は」
と聞かれると
「特攻隊やから、実戦行ってたら、ここにはおらんわな」
と笑いを誘う。
それからは取材者に聞かれると「戦争の話は大丈夫ですが、皆さんが期待されているような悲壮感漂う話は聞けないかもしれませんよ」と答えるようになった。
どんな出来事や境遇にもネガティブに接する人もいれば、飄々とその環境を楽しめる人もいる。賀川さんは、まさに後者の代表で、だからこそ90歳になっても仕事を楽しみ、さらには90歳でいることも楽しんでいるように見える。もちろん実際には苦労もあり、楽しむための工夫もたくさんあるけれど。
8月に向けて、賀川さんに戦争のことを聴こうという企画もいくつかあるようだ。
ぼくも賀川さんの戦争体験をもっと聴かせてもらいたいと思っている。
チュニジア戦の賀川さんの記事もどうぞ
2015年3月27日 日本代表 対チュニジア代表
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