ヨルダン
最初にブラッターさんからのレターを受け取った時点では、
すごい賞をもらうことになった!
バロンドール授賞式に出席!
と驚かされたが、さらに驚かされたのはWIKIで過去の受賞者をチェックしたときだった。
ファケッティ、ペレ、ベッケンバウアー、ファーガソンという世界最高の名選手たちの名がならび、昨年の受賞者は「トーキョー」と2020年の五輪開催地を発表したIOC会長のロゲさん。毎年何人かに与えられるようなものかな、と思っていたけども、そんなものではない、とんでもない賞だった。
さらに受賞者リストには「ベッカムに恋して」に出演した女優などとともに、Queen Rania of Jordan、ヨルダン王妃ラーニアの名前もあった。
これもWIKIによれば、クウェートでパレスチナ人医師の娘として生まれ、パーティで知り合った現ヨルダン国王・アブドゥッラー2世と結婚。その美貌と知性から中東一の才媛を謳われる、社交界の花形であり、国内外での人気が高く人脈も広いとのこと。
不勉強でこの王妃のことは初めて知ったのだが、その時には「そういえばヨルダンとはアジアカップで対戦するな」というような感想を持っただけだった。過去にも対戦歴のあるヨルダンには今回の大会ではしっかり勝利したわけだが、その後「ヨルダン」という国名を毎日何度も目に、耳にすることになった。イスラム国の日本人人質事件だ。
その報道のなかで、断片的だがヨルダンの情報も発信される。ぼくが目にした限りでは、ヨルダンは親日という程度で、残念ながらラーニア王妃のことは触れられていなかったし、もちろんFIFA会長賞なんて話は全く出てこない。まあ、そんな情報まではありえないのだろうし、トルコ、シリア、イラク、ヨルダンの位置関係はしっかり頭に入ったけども、せっかくだから日本人がこれらの国のことをもう少し知る機会になればよかったのに、と思う。少なくとも、ヨルダンとトルコには今回はずいぶんお世話になったのだろうし。
今のテレビ番組のつくりでは、わずかな新情報をめぐって、コメンテイターが感想や憶測や推測を述べることが主流になるけども、ちゃんとまじめに各国のことを知りましょう、というような番組があってもよかったのに。まあ、ぼくが見てないだけかもしれないですが。
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