震災から20年
震災から20年。当時は、あの倒壊した高速道路から徒歩圏内に自宅を含めて5世帯の親戚が住んでおり、3軒が全壊、伯父が亡くなった。それ以来「被災者」という言葉については、自分は被災者側なのだろう、という思いを持っていたが、東北の震災後は、もう自分たちは被災者ではないな、という意識を持つようになった。そして、毎年1月17日を迎えるたびに、手を合わせ、黙祷することはあっても、震災に対してどのように接すればいいのか、居心地の悪さを感じつつ、特に自分から何かのアクションを起こすこともなく20年がすぎた。
昨日は「阪神・淡路大震災20年 1.17チャリティーマッチ」で賀川さんが取材、さらに取材されるということでカバン持ち兼運転手として同行した。さすがに地元というで、多くの皆さんからのおめでとうの声と、私に対しては「ごくろうさん」という声をかけていただいた。また、ヴィッセルの好意でインタビュールームを使わせていただき、帰国報告の会見も行うことができた。多くの賀川さんの後輩記者たちが集まって、あたたかいムードの会見となった。
こうして神戸、そして神戸のサッカーにとって大きな区切りとなる事業に、周辺からとはいえ、賀川さんの受賞というGood newsとともにかかわることができた。記者席で取材を受ける賀川さんと、豪華メンバーが集ったピッチ、そして満員のスタンドを眺めながら、よかったな、と心から思えるひと時だった。
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