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2014年6月

ボールを大切にすること

2014/06/25(水)

ふがいない2試合の後のコロンビア戦は1-4という惨敗ながら、
テレビ解説をはじめとする論調は、

攻撃的ないい戦いだった

というもののようです。

個人的にはシンプルにゴールに向かっていく戦いが好きで、
丁寧にパスをつなぎ、時にはシュートが打てる状況でもさらにパスを選択する日本の戦い方には違和感を感じることも多かったので、以前であればぼくも同意見だったのですが、ちょっと疑問を持っています。


5月にAFC女子アジアカップで初優勝したなでしこの戦いを見ながら、カウンターの場面になっても一気に攻め上がろうとしない選手たちにテレビの前でいつものように

前に出ろよ!

と怒鳴っていましたが、そこには、常にしっかりとボールを保持し、かたくなに自分たちの戦いをつらぬくなでしこの姿がありました。

点を取るためにも、相手に攻めさせないためにもそれがベストと信じて
それをやりきるのは、すばらしなと感じました。

なでしこは、すでに世界チャンピオンを経験して、ゆるぎない信念と自信があるわけで、今回の代表とは状況はちがうとはいえ、今回の3試合を見ながら「前に!」と言いたくなるたびに、あのなでしこの姿が頭をよぎりました。

人数をかけて、しっかりとボールを保持するという戦いは、
攻撃的な意欲を表面に出しにくいということもあるでしょうし
そのなかでどのように攻撃性を表現するかはワールドカップのような修羅場では難しいのだろうと思います。

だからどうなの、という結論のない話にしかならないのですが、
前に、ゴールに、という意欲を持って、ボールを保持していく、
そしてゴールを奪うタレントを育てていく、ということでしょうか。

もうひとつ、強く感じていることがあるのですが、次の稿で。

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サンパウロ

2014/06/22(日)

ジャマイカ
トルコ
ブラジル
コートジボワール
ギリシャ

1998年以来のワールドカップでの日本戦観戦は5試合目となりましたが、
未だに勝利なしという結果となりました。

日本サッカーの世界との戦いを見る
ということでは、毎回、毎回残念な思いをしているわけですが、
世界最大のスポーツの祭典としてのワールドカップでは、
毎回、新しい発見や出会いがあり、
やはり最高のエンターテインメントだと実感できました。

98年の試合後にジャマイカ人から

どちらにとってもいい試合だった

と言われた時に、なるほど、ワールドカップというのはそういうものか
と感じましたが、
今回も世界の多くの国の人たちと接することができました。
コートジボワール、アメリカ、ガーナ、ギリシャ、メキシコ
ナイジェリア、イングランド、オランダ、
ギリシャ系アメリカ人、ギリシャ系オーストラリア人、
旗の色が一緒と言いながら旗をかかげて日本を応援してくれたカナダ人
そしてもちろん陽気な、フレンドリーなブラジル人たち。

ロシアには行かなくてもいいと思っていましたが、
かの地で、どんなお祭りが展開されるのか、
やはり感じてみたいという思いは大きくなってきました。

今回は文字通り賀川さんの鞄持ちでしたが、
日本からの同行の皆さんと現地の人々の協力のおかげで
無事にサンパウロのホテルまでたどり着きました。

後、数時間でダラスに向けて出発です。

そういえば、ブラジル北東部、大西洋岸のビーチを裸足で走ったのも
かけがえのない思い出となりました。

残りわずかの時間となりましたが、気を引き締めて帰路につきます。

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レシフェの敗戦

2014/06/18(水)

ナタルではアメリカ代表と同宿。

サポーターも多く宿泊しており、ガーナサポーターを圧倒している感じでした。

スタジアムに向かう路上でも、「USA!USA!」の連呼が続き、
それに対抗して少数派のガーナも歌とダンスで対抗します。

試合は開始直後にデンプシーのゴールでアメリカが先制。ちょうど目の前でのゴールだったので、スタンドの狂喜もすごかった。

そういえば、2007年にサンフランシスコのジャイアンツスタジアムで見たアメリカ×日本でもデンプシーにゴールを決められたのでした。ほんまにええストライカーです。

その後、試合はガーナ優勢で進み、82分にガーナが追いつきます。

そういえば、コートジボワール戦もこんな流れで、日本はコートジボワールの圧力に屈してしまったわけですが、アメリカは違いました。

力を出し切れずに敗れた日本と違い、ここから粘りを見せて86分に追いつきました。

あと2試合、日本代表には力を出し切ったと自分たちで納得できる、そしてぼくたちを納得させてくれる試合をしてもらいたいですね。

どうやらギリシャ代表も同宿のようなので、夜通し大騒ぎしなければ。

写真は、ホテル隣接のビーチでガーナサポーターと。

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ブラジルの旅がはじまる

2014/06/17(火)

賀川さんの鞄持ちでブラジルにやってきました。

伊丹〜成田〜ダラス〜サンパウロと乗り継ぎ、日本の初戦の地、レシフェに到着。

1日がかりの移動でしたが、どこに行っても賀川さんに対する親切な対応があり、
同行の皆さんの気遣いもあり、無事にブラジルに乗り込むことができました。

ブラジルでは、ホテルでも街角でも陽気な「親日」を実感しました。

スタジアムに入ってからも、多くのブラジル人が日本を応援してくれることに感激。
本田のゴールには、ブラジル人たちもぼくたちと一緒に歓喜してくれました。

しかし、日本びいきが、判官びいきになろうとしていたところで
ドログバが登場するとスタジアムの空気が一変。

その様子は、ブラジルの黄色いシャツを来た人たちが、コートジボワールのオレンジに見えるほどでした。

試合後は、「Good game, really a good game」と何度も声をかけられましたが、今回も現地観戦でしか味わえない悔しさを味わうこととなりました。

写真は、レシフェからナタルへの移動の途中で立ち寄った道ばたのレストランでの1枚。
店では、同行の奥寺さんではなく、賀川さんが店主たちから写真とサインを求められていました。
「Kagawa」と書くと、妙に納得していたのですが、「日本のサッカーといえばカガワ」ということなんでしょうか?

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来週はブラジル

2014/06/05(木)

ドイツの時も、南アフリカの時も、1か月ほど前までは

今回は盛り上がらないね~

という声がよく聞かれ、今回も代表発表までは同じようなムードが流れていました。

ですが、いよいよ盛り上がってきましたね。

これまでの大会では、賀川さんとは別行動で現地で数回会うだけというものでしたが、今回はまさに文字通りかばん持ちとして同行することになりました。

デモだとか、強盗だとか、スキミングだとか、蚊だとか、いろいろいろいろ物騒な話ばかり聞かされますが、まあブラジルですから何とかなるでしょう。

2006年にはドルトムントのヒルトンで部屋のドアをこじ開けられ、セーフティボックスを破壊されたので、まあ、ブラジルならそれくらいはあるのだろう、というような気持ちで行ってきます。

コートジボワール×ボスニア・ヘルツェゴビナ、ギリシャ×ナイジェリアの親善試合をテレビでやっていたのを見ました。どちらも日本とは全く異なるフィジカルやスピードを前面に押し出した試合でした。コートジボワールはDFがちょっとバタバタするシーンが見られたので、岡崎や嘉人がボールを奪って、、、というシーンが期待できそう。

そろそろ荷物のことをちゃんと考えなければ。

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