危険な世界
最近、クルマの暴走事件が多数発生していますが、先日は自宅付近、というか毎日の通勤路のあたりで暴走があり、最後は電柱に衝突してクルマが大破し運転手が救急車で搬送されるという事件がありました。
これまでだと横断歩道をわたる時に、クルマがよってきても
「こちらが優先!」とばかりに横断していたし、信号などではどちらかといえば道路近くに立っていることが多く、「危ないからもっと下がったら」と言われることも多かったのですが、言われるまでもなく気をつけなければいけない世の中になってしまいました。
1980年代にジョン・アービング(ガープの世界、ホテル・ニューハンプシャー)が、この世界は危険に満ちているということを描いていたりしても自分には関係のないことと思っていたし、うちを建てるときに安藤忠雄さんの弟子だった設計者が階段に手すりをつけず「うちのなかでも危険を感じることが必要」という話をしてくれても、そんなに危険とは感じませんでした。
でも、今の世界は明らかに危険に満ちていて、そしてそう遠くない将来に階段を上り下りする時に手すりが必要になるのでは、と感じています。世界も、自分もずいぶん変わりました。
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