スズキキヨシのこと
ホンダカップ フットサルフェスタは、前身の大会から16年目を迎えています。16年間を思い返せば何度も壁にぶつかったこともあり、多くの人たちに支えられてきたことが思い出されますが、準備段階での苦労も試合会場で選手が楽しそうにプレーしている姿を見れば吹き飛んでしまうのが常でした。
出場してくれた選手の思い出は書き始めるときりがありませんが、第1回大会から出場してくれた「YONAIT」は大会の名物チームとして忘れることはできません。
元ヤンマーのジュリオ上田と鈴木清という日系ブラジル人が中心になったチームは1997年に開催された第1回大会で準優勝(優勝はFCニホンジーニョ!)、その後も藤井健太を擁するASPAや、カンカンボーイズなどと優勝争いを展開し、ホンダカップ フットサルフェスタになってからはオーバー40で3連覇を飾ってくれました。
その鈴木が22年間の日本での生活を終えてブラジルに帰国することに。
岡部さんや円藤さんから送別フットサル、送別会の案内ももらっていたのですが、仕事で参加できず、帰国直前となった昨日にようやく尼崎の体育館でお別れの挨拶をすることができました。
気軽に楽しめることが大会の最大の趣旨ではありますが、そんななかでとにかく勝利にこだわる彼らの姿はフットサル、スポーツの本質を体現しているように思えました。そして逆境にあっても遮二無二攻め続け、最後は必殺のトーキックを突き刺す鈴木の姿は、見た目はどう見ても純粋日本人なのだけど、これぞブラジル!と思わせるものでした。
大会主催者として特定のチームを応援してはいけないとスタッフから言われながらも、大会を陽気に盛り上げてくれた彼らのことはいつも心のなかで、心から応援し続けてきました。これからは、もっと公平に大会をながめることができるようになりそうです。
鈴木清!ほんとに長い間、ありがとう!
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