初秋
2011/11/24(木)
季節はそろそろ晩秋から初冬というあたりですが、ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズの代表作のひとつ「初秋」を読みました。おそらく大学生の頃に読んで、今回が3、4回目になります。
昨年に作者が亡くなったこともあり、読み直そうと思っていたのですが、おそらく誰かに貸したまま返ってきていないようで、仕方なく文庫本を購入して再読となりました。
スペンサーという探偵が主人公のハードボイルドシリーズのなかの異色作で、両親の離婚沙汰に振り回される少年をスペンサーが引き取って育てるというストーリー。主人公が育てるわけですから、そこには作者の考える、正しい大人の男のイメージがかなりストレートに描かれており、異色ではあるけども、ハードボイルドの傑作と言われる作品になっています。
シリーズのなかにはまだ未読のものもあり、未読のものを読んでみるか、それとも過去の作品を再読するか考え中です。
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