震災の記憶
この度の震災で被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げます。
ぼく自身は、東京出張で帰宅難民となってしまいましたが
翌日には無事に神戸に戻ることができました。
備忘として、この数日のことを記しておきたいと思います。
3月10日
千駄ヶ谷のユーハイムで開催された、「神戸一中蹴球史復刻記念パーティ」に賀川さんたちと参加。JFAの小倉会長・田嶋副会長、筑波大の山田学長をはじめとする多くのサッカー、神戸一中、東京教育大(現筑波大)、マスコミ関係の皆様が集まったすばらしい会でした。
3月11日
代々木での「PUMA CUP 2011 第16回全日本フットサル選手権大会」を観戦。
バルドラール浦安 2-1 バサジィ大分
府中アスレティックFC 8-3 デウソン神戸
昨年までデウソン神戸でプレーしていた伊藤雅範が所属する府中が神戸に勝利。
残り2試合を観戦できないことを名残惜しく思いつつ、産経新聞社でのミーティングのため、千代田線で大手町へ。
駅に到着する直前に急停車し、列車が大きく揺れました。
数分後に揺れは収まり、列車は少しだけ移動して大手町で下車。とりあえず産経新聞社に向かいました。ビルも騒然としており、打合せどころではない雰囲気でしたが、幸いに担当のIさんと会うことができて、ビル2Fのカフェでミーティング。
そこから徒歩で東京駅へ。新幹線はあきらめて、高速バス乗り場に向かいましたが、こちらも運行見合わせ中。帰宅はあきらめて携帯からホテルの予約を試みつつ、徒歩圏内のホテルをあたりましたが、いずれも宿泊不可でした。
ここで江戸川区に単身赴任していた弟と連絡が取れて、クルマで迎えに来てもらうことに。日本橋でピックアップしてもらったのが22時、うちに到着したのは、朝の5時でした。
神戸の震災はまさにど真ん中で被災したので、今回とは状況も異なりますが、どうしても当時のことを思い出さずにはいられません。
弟と「電気がついたのは何日目やったっけ?」と思いだそうとしても、記憶は不確かなのですが、電気が灯った時、皆で拍手して喜んだことは忘れることができません。
そして、あの時は大阪はもちろんのこと、大分や東京からも多くの人が食料を届けてくれたり、見舞いに来てくれたことを思い出します。今回の震災で、そんな心温まる記憶がいくつも蘇ってきました。
今回の震災でも忌まわしい記憶を上書きしてくれる、そのような記憶が被災された皆さんに残されることを祈りたいと思います。
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