正しいワールドカップ用語
決勝トーナメントはない
と言っても、日本がグループステージを勝ちあがれない、
ということではなく、
決勝トーナメント
という表現がおかしい、ということです。
どういうことかと言うと、
予選大会(PRELIMINARY COMPETITION)を勝ち抜いたチームが
南アフリカで行われる本大会(FINAL COMPETITION)に出場して、
その大会(tournament)のなかで、
まずグループステージ(Group StageまたはFirst round)を戦い、
各グループの上位2チームがRound of 16(またはSecond round)、
Quarter Finals、Semifinalsそして決勝:Finalに進んでいくのがワールドカップ。
このRound of 16以降を総称して「Knockout stages」と呼びます。
日本では、予選リーグ、決勝トーナメントとなりますが、
オランダに勝って予選突破
なんて言うと、海外の人から見れば
アジア予選を突破して出てきたのに、
なんでまた予選なの?
ということになってしまいます。
ちょっと長くなりますが、
以下は、サッカーマガシン2001年12月26日号からの引用。
1998年には、見直しが行われたけども、その後に
予選リーグ、決勝トーナメント文化が
しっかり根付いてしまったことは残念です。
4年前のフランス大会の組み合わせのときから、当時の岡田武史監督たちが“予選リーグ”を、“1次リーグ”という呼称にしてくれて以来、活字メディアは本
大会の第1ステージでのリーグ戦を予選と記すところはほとんどなくなったが、テレビではまたまた予選リーグが横行し始めた。第2ステージ(日本では第2ラ
ウンドというのが普通らしい)の16チームによるノックアウトシステムのほうを、相変わらず決勝トーナメントと言っている誤りは、日本協会の出版物がそも
そも誤記を通しているのだから、この分では、日本が1次リーグを突破すると決勝トーナメント進出、あるいは決勝T(トーナメントの略らしい)へ―――など
という大見出しが踊るのかと思うと、いささか気分が悪くなる―――日本協会の方へも一度申し入れをしておいたのだが、こちらの力不足で一向に改善されな
い。
ベン・メイブリーもツイッターのなかで、
大会用語の正しい表記について解説してくれています。
http://twitter.com/BenMabley
その他の関連記事は以下に掲載されています。
決勝トーナメントはない
http://library.footballjapan.jp/second_r/index.html
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