オッカムのカミソリ
「それなら、なぜそんなことをするのだ?」
「ほかにどうしたらいいか、判らないからだ」
「それが<オッカムのカミソリ>のお前風の解釈だな。ほかにどうしたらいいか、判らないからやる」
今日読み終わったスペンサーシリーズ「真相」にこんな一節がありました。
1Q84にも「オッカムの剃刀」は登場し、もう1冊最近読んだビジネス書にも登場していて驚かされています。作者の国籍も、執筆時期も異なるのに、なぜオッカムの剃刀なんだ???
とにかく動いてみて、反応を見る
というのは、マーロウ、スペンサーに共通する行動パターンで、
ぼく自身も、動きながら考える、ということが多いのですが、
神様が
そろそろいい歳なんだから、事前にちゃんと考えろ
というメッセージを発しているのか?
それとも、
その勢いでいけ!
と言ってくれているのか。
そもそもこんな理解こそ軽率で、「お前風の解釈」です。
オッカムさんが実際に言っているのは、
「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くの実体を仮定するべきでない」(wikipedia)
ということのようです。
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