南アフリカ:Football Japanブログ連動企画
2回続けてアフリカについて書いたのですが、今回は開催国の南アフリカについて。
これまでの全大会で開催国は1次リーグを必ず突破しているのですが、フランス、メキシコ、ウルグアイと同組になったことで、南アフリカにとってはかなり厳しい戦いになりそうです。
英国で生まれたサッカーが当時、植民地であった南アフリカに持ち込まれたのは1860年代で、1892年には、南アフリカサッカー協会が設立されています。アフリカでは最も早く、ドイツやイタリアよりも早い協会の設立です。
しかし、アパルトヘイトと呼ばれた人種隔離政策のため、国際サッカーの舞台から締め出されていたため、ワールドカップ初出場は日本と同じ1998年のことでした。
ぼくにとって最初の南アフリカの思い出は、1985年のボノ、ブルース・スプリングスティーンらアパルトヘイトに反対するアーティストたちによる「SUN CITY」という曲。
白人向けのリゾートであったサンシティに向けて
おれたちはサンシティでは演奏しない!
と叫ぶ曲とビデオクリップで初めて「アパルトヘイト」を知りました。
その後、セネガルのスーパースター、ユッスー・ンドゥールの「ネルソン・マンデラ」を聞いて、ネルソン・マンデラに興味を持つことに。
さらに映画の仕事をするようになって、かかわっていたジンギスカンの映画の脚本を書いていたジョン・ブライリーという脚本家の「遠い夜明け」という作品で、獄中で殺害された黒人解放活動家のスティーヴ・ビコを知りました。ピーター・ガブリエルの「ビコ」という曲も忘れることができません。
サッカーとはほとんど関係のない話題ばかりになりましたが、ぼくの南アフリカ感は音楽と映画で作り上げられてきました。最近もネルソン・マンデラにかかわる映画などが上映されていますし、この機会にもう一度南アフリカについて考えてみたい、と思っています。
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