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2009年11月

前進こそ勝利

2009/11/27(金)

昨日は、日本サッカー殿堂入りした大谷四郎さんの功績を偲ぶサロン2002が開催されました。

神戸一中、そして新聞記者としての後輩である賀川浩さん、神戸FCのコーチとして大谷さんに師事した黒田和生さんというスピーカーの2名をはじめ、関西だけでなく関東からも大勢のサッカー界の御大にご参加いただき、総勢50名という盛大な会となりました。

私は進行をつとめさせていただいたき、大先輩方を前に最高に緊張しましたが、皆さまに温かく支えていただき何とか滞りなく進めることができました。(と思ってますが。。大丈夫でしたか?)
先輩後輩の関係もひしひしと感じて恐縮しながら「クラブっちゅうのは先輩後輩言うてたらあかん(笑)」という声も聞かれたり、大谷さん、サッカーを接点とした会は、温かい親近感に満ちたすばらしいものでした。

現役の指導者である黒田さんのスピーチでは、大谷さんのいくつかの印象的な言葉が取り上げられました。

なかでも、なかなか勝てない状況が続き、黒田さんが頭を抱えていたときに

前進こそ勝利

といって、子供たちにとっては勝負に勝つことだけでなく、成長していくことが最も大切だと励まされた、というのがいかにも「クラブ的」でいいな、と印象に残りました。そして、大谷さんが望んだスピード感はなかったかもしれないけど、大きく前進した日本サッカーの姿は勝利の途上にあり、集ったメンバーそれぞれがその前進を担ってきたのだな、と。

議事録は、サロン2002のメンバーの皆さんに配信されます。未会員の方はぜひこの機会にサロンにご入会ください。

サロン2002
日本サッカーアーカイブ 大谷四郎

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大谷四郎さんからDUOリーグへ

2009/11/25(水)

明日、「記者として、サッカー人として 大谷四郎」をテーマとしてサロン2002/サロン関西が開催されます。

先日、日本サッカー殿堂入りした大谷四郎さんは、日本サッカーの将来に向けて多くの先見的な提唱を行い、実行されていますが、そのなかでも2つの出来事はその後の日本サッカーに大きな影響を与えたといえそうです。

ひとつは、大学生選抜チームのドルトムントのスポーツ大会出場と、その後2か月にわたる欧州旅行。このチームには長沼健岡野俊一郎という後の日本サッカー協会の会長が含まれていて、学生時代に見聞を広げたことその後の日本サッカー発展を担った二人の基礎になっていたと言われています。

もうひとつは、年齢別の登録制、大会を提唱し、1970年にはその年齢別登録の考え方を取り入れた初の法人格を持ったスポーツクラブである神戸FCを創設したこと。

明日はサロン2002の理事長の中塚義実さんも東京から参加してくれるのですが、中塚さんが提唱し、実現している「DUOリーグ」の理念は、根元の部分で大谷さんの理念と相通じるものがあり、その同一性にいつも驚かされてきました。40年前に大谷さんが叫び続けても実現しなかった夢が、なんと40年もの時間を経て、中塚さんたちの手で実現されていることに深い感慨を覚えています。

その理念については、以下をご参照ください。

年齢制の競技会 by 大谷四郎
学生サッカー 初めてヨーロッパを独り往く by 大谷四郎
DUOリーグとは

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マイケルの時代

2009/11/24(火)

マイケル・ジャクソンのコンサートのリハーサルを収録したドキュメンタリー映画「This Is It」を観ました。

ちょうど高校生の時にスリラーが発売されて、ビデオクリップ(当時はプロモーションビデオと言っていた)を録画して何度も何度も繰り返し見たり、学校でダンスの真似をしたりしていたので、改めて大スクリーンで見ると単なる映画、ドキュメンタリーとして冷静に見ることはできなくて、改めて自分のなかのアイドルとしてのマイケル・ジャクソンの存在を確認することになりました。

マイケルのセリフに

ファンが聞きたい曲を演奏するんだ

というのがありましたが、1曲目が
Wanna Be Startin' Somethin'
という時点で、

やられた~

という感じで、個人的にはやはり自分が中高生のころの
Off The Wall、Thrillerの曲が一番盛り上がりました。
特に、Beat Itですね~

ビデオの普及や映像技術やMTVの登場や、いろんなことが重なって、
逆に今のようなウェブであらゆる情報が入手できる時代でもない、
そんな時代に登場したスーパースターでした。

マイケルと同時代を生きてきたことを幸せに思いました。

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32カ国が決定!

2009/11/19(木)

本日未明から先ほどまで、ワールドカップ予選の欧州および大陸間プレイオフが行われ、出場チームがすべて決定しました。

ウクライナ-ギリシャ○
○ボスニア・ヘルツェゴビナ-ポルトガル
スロベニア-ロシア○
○フランス-アイルランド
○ウルグアイ-コスタリカ

というのがぼくの予想だったのですが、
結果は、
ギリシャ
ポルトガル
スロベニア
フランス
ウルグアイ
で、正解率は3/5でした。

ポルトガル、スロベニアの皆さん、ごめんなさい。
そしておめでとうございます。

いよいよ12月4日に組み合わせ抽選が行われます。
楽しみです。

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プレイオフ予想

2009/11/18(水)

昨日にワールドカップ予選のことを書いて、
さて、ヨーロッパのプレイオフの2戦目はいつやったっけ?
と思ってスカパーのサイトを見たら、
今夜でした!

スカパー!の宣伝をするつもりはないのですが、
以下の試合がすべて生中継で見れるんですね。
これはすごい!

ウクライナ
(0-0)ギリシャ
ボスニア・ヘルツェゴビナ(0-1)ポルトガル
スロベニア(1-2)ロシア
フランス(1-0)アイルランド

ウルグアイ(1-0)コスタリカ

カッコ内は、第1戦の結果です。

で、○がぼくの勝利チーム予想です。

ポルトガルにはぜひ本大会出場してもらいたいけど、
クリスチャーノ・ロナウドも怪我で欠場だし、
足をすくわれそうな気配がしてます。

フランスもアイルランド相手で厳しいな~と
思っていましたが、アウェイで勝てたのは大きいですね。

それにしても、ウルグアイ、コスタリカは、どちらも
ニュージーランド、バーレーンと対戦すれば
勝てるように思いますが、、厳しいですね~

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カメルーン、ナイジェリア、そしてニュージーランド!

2009/11/17(火)

週末にワールドカップ予選が開催され、アフリカではナイジェリアカメルーンが予選通過を果たしました。いずれも80年代以来の強豪国ながら2006年の前回大会には出場できず、今回の予選でも厳しい状況から最終戦でようやく出場を決定したのでした。

アフリカでは最終戦を終わってエジプトアルジェリアが同率でならび、第3国でのプレイオフが行われることになりました。2点差の勝利が必要だったエジプトがロスタイムにゴールを決めるという劇的な展開。

日本も終了間際の失点で94年大会の出場を逃し、延長のゴールで初出場を果たしたわけですが、ワールドカップ予選ではほんとに数々のドラマが生まれます。

アジア予選で日本とも対戦したバーレーンサウジアラビアとのプレイオフを制してアジア5位としてニュージーランドと対戦しましたが、2試合合計0-1で惜敗し2大会連続でプレイオフ敗退になりました。今後のワールドカップでのアジア枠を考えるとバーレーンに勝ってもらいたかっただけに残念です。

それにしてもニュージーランドは出場32カ国のなかでかなり格下のチームとなりそうですが、開催国の南アフリカはじめ、各出場国は、ニュージーランドと同じ組に!と祈りながらくじを引くんでしょうか。それはさておき、28年ぶりの出場、おめでとうございます。

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2009/11/12(木)

日本サッカー殿堂入りした大谷四郎さんを偲ぶ会を
サロン2002で「サロン関西」として開催することになりました。

ぼく自身にとっても、いろいろと縁の深い大谷さんのことを
こうして改めて多くの皆さんに伝えることができるのは大きな幸せです。

サロン2002については、公式サイトでご確認ください。
http://www.salon2002.net/

以下、サロン2002から発信されている案内文を掲載します。

≪2009年11月 サロン関西案内≫

【日 時】2009年11月26日(木) 19:00~21:00 その後、同会場にて懇親会

【会 場】神戸レガッタアンドアスレチッククラブ (KR & AC)
神戸市中央区八幡通2-1-20  tel: 078-231-2271
http://www.kobe-fa.gr.jp/ground/ground05.html
「三宮」駅から徒歩約7分

※会費は、通常のサロンに準じ1000円とします。
※懇親会は、21:00~22:30 フリードリンク 3500円です。

【テーマ】記者として、サッカー人として 大谷四郎(仮題)

【報告者】賀川浩(サッカーライター)、黒田和生(ヴィッセル神戸)

【概 要】主催:サロン2002、協力:関西クラブユース連盟
今年、日本サッカー殿堂入りした故大谷四郎さんの足跡を振り返ります。
選手としてトップレベルでプレーし、その後生涯一記者として活躍。
日本で初めての「法人格の市民スポーツクラブ」神戸FCの設立に際しては
年齢別の登録を実現し、サッカー協会の年齢別登録制度などにも影響を与えました。
神戸一中、そしてサッカー記者としても後輩にあたる賀川浩さんと、
1971年に神戸FCのコーチとして指導者への道をスタートした黒田和生さんに
スピーカーをお願いしました。

【報告書作成者】未定(立候補してくださると助かります)

【参加申込み】サロン2002オフィシャルサイト<http://www.salon2002.net/>の「月例会案内」からお申し込みください。(会員以外の方は、本多まで直接ご連絡ください)

※参考:
日本サッカーアーカイブ
 http://archive.footballjapan.jp/user/scripts/user/person.php?person_id=47
兄は社長に、弟は生涯一記者に 日本サッカーの指標となった大谷一二、四郎兄弟
 http://library.footballjapan.jp/user/scripts/user/story.php?story_id=770
 http://library.footballjapan.jp/user/scripts/user/story.php?story_id=771
 http://library.footballjapan.jp/user/scripts/user/story.php?story_id=772

※参考: 大谷四郎・略歴

□1918年(大正7年) 
4月23日、神戸市御影に生まれる。
□1925年(大正14年) 
4月、御影師範付属小学校に入学、小学生のころからサッカーに親しむ。
□1931年(昭和6年) 
9月、神戸一中に入学。サッカー部に入り、3年生からレギュラー。
昭和9年の全国招待大会、同10年の全国中等学校選手権(現・高校選手権)に優勝。
□1936年(昭和11年) 
神戸一中卒業。第一高等学校(文科乙類)に入学。
□1939年(昭和14年) 
東京帝大(現・東京大学)経済学部に入学。関東大学リーグで昭和16、17年に優勝。
□1942年(昭和17年) 
9月、東大卒業、同30日、海軍経理学校に入校。
□1943年(昭和18年) 
1月、同校を卒業、海軍主計中尉に任官、戦艦山城に勤務。
7月、第2輸送隊主計長となり、ラバウルヘ。
□1946年(昭和21年) 
5月、ラバウルより復員、帰国。大阪商船に勤務。
□1948年(昭和23年) 
4月、朝日新聞社に入社、スポーツ記者となる。
□1953年(昭和28年) 
国際学生スポーツ週間(現・ユニバーシアード)に日本代表チームのコーチとして参加。
□1954(昭刊29年) 
大阪サッカークラブの広報誌のかたちで、サッカーの同人誌というべき、『KICK OFF』創刊。
□1970年(昭和45年) 
ワールドカップ・メキシコ大会を取材。
同年、社団法人神戸フットボールクラブを加藤正信ドクターとともに設立。会員登録と日本で初めての年齢別にした。
□1973年(昭和48年) 
3月、朝日新聞社を退職、スポーツ記者として執筆活動を続けながら、神戸FCの運営、発展にカを注ぐ。
□1990(平成2年) 11月9日、死去。

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2010モデルは日の丸入り

2009/11/11(水)

来年の南アフリカワールドカップに向けて、日本代表の新ユニフォームが発表されました。

日の丸のワッペンが復活したほか、

人間の動きに合わせた3次元裁断により、90分快適なプレーを実現。

と、

筋肉を固定し正しい姿勢を生む特殊パワーバンドにより、90分間パワーを持続させる。

という2つの機能を重視した、2種類のモデルを選択できるようになったとのこと。

個人的にはなかなかいいデザインのように思いますが、いかがでしょうか?

アディダスのサイトもなかなか気合い入ってます。

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Flying Japanese引退

2009/11/10(火)

セレッソ大阪がJ1昇格を決めた試合後のセレモニーで、西澤明訓が今シーズン限りでの引退を発表しました。

セレッソでのモリシとのコンビプレー、代表での2000年にフランスから奪ったボレーシュートなど、忘れることのできない名プレーは数多いのですが、何といってもボレー、ヘディング、オーバーヘッドキックなど、浮き球の扱いは歴代の日本代表でも屈指と言えるのではないでしょうか。

ぼく自身が、レベルは低いながら浮き球好きで、見ていて楽しいプレーヤーだったのですが、今年で見納めとなってしまいました。

2001年のエスパニョール移籍の際には、スポーツ専門局のJSPORTS(当時はJSKYSPORTS)のサッカー番組内にコーナーを設置し、番組と連動した個人公式サイト「Flying Japanese」をつくって運営したのも、懐かしく思い出されます。サイトのネーミングはいうまでもなくFlying Dutchman=クライフをもじったものですが、海外に飛び出す日本人、そして空中戦の得意なプレーヤーという意味を込めました。自画自賛だけど、なかなかお気に入りのネーミングです。

引退後は代理人を目指すとのこと。彼自身の海外移籍は大成功とはいかなかったですが、いい選手を育ててくれることを楽しみにしたいと思います。

賀川サッカーライブラリーよりモリシ、西澤のコンビについて
森島寛晃、西澤明訓 セレッソの追撃戦のなかで黄金ペアの醍醐味を見せた

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セレッソ昇格!

2009/11/09(月)

セレッソ大阪が3年ぶりのJ1昇格を決めました。

昨年、一昨年も今年こそは、と思い続けてきただけに、長かったです。

ホームの久々の大観衆の前で、5ゴールをあげての勝利で、サポーターとともに感激を味わうことができたのは何より。

これで、久々に関西の4クラブがすべてJ1で戦うことができそうです。

残り3試合はJ2優勝を目指しての戦いとなります。次節の2位仙台との対戦で勝てば、次のホームで優勝を決めることができるだけに何としても勝ってもらいたいです。

昨年にセレッソの顔であったモリシが引退し、今年はモリシの背番号8を引き継いだ香川たちがセレッソの新しい時代をつくっていく初年度になるわけですが、モリシたちがJ2でもJ1でも天皇杯でも最後の一歩が届かず果たせなかった優勝を今年こそは獲得できるのでは、と期待しています。

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サッカーシューズ開発

2009/11/06(金)

昨日は、大学の講義のゲストスピーカーとして、ミズノの大禮さんにお越しいただき、サッカーシューズの開発について講義をしていただきました。

以前にミズノのウェブサイトの制作をしていた際に、シューズのクオリティの高さや、開発における選手との信頼関係をぜひサイトで紹介したいということで、取材をさせていただき、2002年のワールドカップに向けてのリバウドとのシューズ開発ストーリーをサイトで紹介したのがきっかけで、その後はフットサルシューズ開発などでもご一緒に仕事をする機会がありました。今回は、ぼく自身も改めてその話を聞いてみたい、ということで講義をお願いしました。

パワーポイントや、シューズ実物の紹介を交えながら、2002年、2006年のワールドカップに向けての開発についてのリアルな話題は、学生にとって非常に刺激的な講義だったのでは、と思います。

特に、リバウドをはじめとする選手との信頼関係づくりは、サッカー、開発という枠を超えた、感動的なストーリーでした。

学生諸君、こんな貴重な話を聞けて、ほんまにラッキーやね。

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入念なアップを決意

2009/11/04(水)

神戸市社会人リーグに所属している高校のOBチームの試合が週末にあり、ぼく自身は昨年に引退宣言をしているのだけど、人数が足りないということで出場しました。

結局、キックオフの時点で10名だったのですが、そのうちの一人は

直前のメールでも人数が足りていないようだったので、人数合わせで来ました

ということで、今年2試合目の出場となる、1つ下=43歳のの後輩。

ポジションがフォワードなので、

走ったり、蹴ったりには期待しないけど、エリアのなかで倒してもらって、ファールでももらって

という話をしていたところ、試合開始後10分ほどで、エリア内でもなく、相手にチャージされたわけでもなく転倒。

そのまま負傷退場となってしまったのですが、なんと、アキレス腱断絶で即手術~入院とのこと。

ぼく自身、いい歳してサッカーを続けているのですが、ひとごととは思えず、今週末のフットサルからはこれまで以上にしっかりアップしようと密かに決意しました。。

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