イスラエルとオーストラリア
最近は、オーストラリアとイスラエルのネタが多かったので、今日は両国のサッカーについて。
アジアのサッカーの歴史を見ていると、五輪やW杯予選でのイスラエルとの対戦が目につきます。いまではイスラエルはUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)に加盟しているのですが、1956~1976年にはAFC(アジアサッカー連盟)に加盟していたからです。
当時はアジアの最強国のひとつだったのですが、アラブ諸国がAFCに加盟するようになり、イスラエルとの対戦を拒否するために、イスラエルは欧州やオセアニアの予選に組み込まれるようになっていきました。そして1992年からはUEFAのメンバーとなって、ヨーロッパサッカーの一員となったのでした。クラブチームでもマッカビ・ハイファがチャンピオンズリーグで活躍したのは記憶に新しいところです。
1970年のW杯に出場し、1964年のアジアカップに優勝という記録も残しており、もしいまでもアジアに残っていたら、日本の強敵になっていたはずです。
一方のオーストラリアは、長らくオセアニアの覇者として君臨しており、2006年のW杯本大会では、オセアニアの代表として、アジア代表の日本と対戦しました。その後、AFCのメンバーとなり、現在は韓国と並んで日本の最大のライバルとなっています。予選を勝ち抜くことを考えると、強国の存在は脅威ですが、長い目で見れば彼らとの対戦は日本サッカーの糧となっていくはず。
この両国は、88年ソウル五輪予選で対戦。オセアニア・イスラエルゾーンという今では奇異に感じられる組合せで、オーストラリアが代表となっています。
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