夜はやさし
フィッツジェラルドの「夜はやさし」を読みました。大学生のころに読んで以来なのですが、新訳が出たので、つい購入してしまいました。今回は村上春樹は翻訳ではなく、あとがきを書いてしました。
主人公が30代半ばで、以前は「ずいぶん年上の人の話」として読んだものが、いまでは自分より年下になっていることもあり、かなり印象もちがっていました。以前は単に客観的に読んでいたのが、今回はもう少し身近に感じられるようになっていました。
学校の英語の授業で、外国人の先生から「好きな作家は?」と聞かれて、
「フィッツジェラルドです。彼の作品も好きだし、彼のように生きてみたい」
と答えたところ、
「彼は43歳で死んだんだよ!わかってるの?」
とあきれられたことを思い出しました。
今回、確認してみると、享年は44歳でしたが、学生のころには想像もできなかった、年齢になったんやな~と不思議な気分になりました。
43歳になってみると、当然、まだ死ぬことなんて考えられないですね。
「夜はやさし」は500ページを超える長編で、なかなか読みごたえあります。気になる方は、まずは、本屋で村上春樹のあとがきを立ち読みででも読んでみてください。
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