柔道五輪代表の最後の一人、100kg超級の代表選考会を兼ねた全日本選手権で石井慧が優勝し、五輪代表に決定しました。
最大の話題は、井上康生の復活なるか、でしたが、準々決勝で高井に敗退。応援していたのですが、アテネ五輪後の怪我以降は、最後まで精彩を取り戻すことができませんでした。全盛期がすばらしかっただけに、残念ではありますが、現在の苦しそうな姿を見るのもつらかったですね。
石井は、準決勝で大会前までは代表候補筆頭だった棟田、決勝で100kg 以下級代表の鈴木を下しての優勝。ともに序盤でポイントを稼いで、後は消極的な姿勢で逃げ切りました。
テレビで解説していた、篠原さんはこの石井にダメ出しを連発。
本人も試合後は号泣で、インタビューでも「情けない」と言っていたように、意図的に逃げようということではなかったように思いますが、試合運びのうまさが評価されているようです。
技で勝負を決めようとする日本柔道に対し、ポイント稼ぎで勝とうとする外国勢という最近の流れを見れば、石井の柔道はまるで外国人タイプといえそうですが、準決勝・決勝でもしっかりと技でポイントを奪っていました。
国士舘大学だけども、大阪出身ということで、さらに親近感が増してきました。五輪での石井くんの金メダル獲得を期待したいと思います。
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