サイド
サッカーを始めて以来、30年以上をMF、DFでプレーしているのですが、自分にとって最悪の思い出は高校1年のときのサイドバックでのプレーでした。それまではずっとセンターのポジションだったのが、そのときは2年、3年のそれぞれのキャプテンがセンターDFで、ぼくははじめてのサイドバック。ピッチの中央であれば、守備でも攻撃でも自信はあったのだけども、サイドになると、どうも居心地が悪く、先日に40歳以上のチームでプレーしたときに久々にサイドをやってみても、やはり納得の行くプレーはできませんでした。
トルシエ時代に中村俊輔が左サイドで使われることに抵抗していた(今は右サイド!)覚えがありますが、センターとサイドでは視界も、動き方も違ってくるし、特にクロスの精度に磨きをかける、というようなことになれば、やはりサイドのスペシャリストというのは、貴重な存在です。
と、前置きが長くなったのですが、今回の東アジア選手権で加地が左サイドで起用されていることについて、ぼくは「ちょっとかわいそう」と思っていたのですが、中国戦を見ながら賀川さんにそんな話をしたところ、
「ひょっとしたら、岡田は加地に、左も磨け、というメッセージを送ってるんかもしれんぞ」
とのこと。そういえば、中澤の成長のなかで、彼の左足について書いていた記事がありました。
http://www.fcjapan.co.jp/scripts2/ksl/story.php?story_id=1097
中沢佑二 不得手なはずの左足が咄嗟にボールを捕らえたボンバー中澤の決勝ゴール
加地がいまからプレーの幅を広げてくれることも楽しみですが、若い内田、安田には、それぞれのサイドでのスペシャリストとして成長してもらい、彼らを目標にしてサイドでプレーする選手がこれからも育ってくることを期待したいです。
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