ブログ化
今日のエルゴラに、「大丈夫か!!スポーツメディア」として、元サッカーマガジン編集長で現在アエラ編集部の伊東武彦さんのインタビューが載っています。
そのなかで、「記事のブログ化」という興味深い表現がありました。
ちゃんとした訓練を受けないままライターや記者が育ち、場合によってはチェックをあまり受けないままに、その原稿が活字化されているときもある。本当は編集者やデスクとのやりとりのなかで原稿の質を高めて完成させるべきであるのに、その作業がない。批判精神も含めて、そのライターや記者がなにを見ているのかが、問われているのだと思う。その視点が希薄なので、“頑張れ!”という応援記事にばかりが増えていく。
なかなか手厳しいですね。
賀川さんが以前に「スポーツ記事の同人誌化」という話をしていたのを思い出しました。
ぼくは幸いにも賀川さんと一緒に観戦し、語る機会が多いわけですが、その試合がどのような意味を持った試合で、試合を決める要因は誰のどんな動き、テクニックだったのか、それはどんなタイミングだったのか、ということを常に意識していること、そしてそれを明確に表現されることに驚かされます。
ちょっと大げさに言うと、応援や、感想ではなく、その試合の本質を表現することに対する使命感のようなものを感じされられます。そんな「スポーツの見方」を伝えていければ、というのは、ぼくにとっての使命感。
2月10日のサロンでは、ワールドカップを題材に、そんな話も聞けるんじゃないかと楽しみにしています。
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