« ジーコに一言 | トップページ | イタリアの演じるドラマ »

日本のワールドカップが終わって

2006/06/28(水)

ドイツから関空への機中です。

日本×ブラジルを思い出しています。試合が終わった後の悔しさはなかなか強烈でしたが、今になってみれば、あの玉田のゴールから同点にされるまでの11分間は、かなり幸せな夢を見ることができた瞬間でした。このままリードして後半に入れば、ひょっとして勝てるかもしれない、と。

玉田のゴール自体が日本がワールドカップで記録した最良のゴールだったし、サッカー大国からはじめて奪ったゴールでもあり、日本サッカーの最高の瞬間の一つだったかもしれません。

ブラジル人たちが唖然とするなかで、最高の喜びを感じることができました。

オーストラリア、ブラジルに惨敗したけども、こんな興奮や歓喜もあるよ、ということをサッカーの神様がチラリと見せてくれた11分間でした。

前回大会とは全く違う形でカタルシスを体験したこの大会から、サッカー関係者も、にわか代表ファンも多くのことが学べてよかったね、と開き直りつつ、この日本サッカー史上最高のタレントが揃ったチームがここでひとつの終焉を迎えたことだけは、あまりに寂しいし、悔しいです。

ゴールや勝利の喜び、そして敗戦の辛さをもっともっと身に染みこませなければならないのでしょう。

それがあるから、走ることができるし、ゴール前で必死で守りシュートを決めることができる。冷めた態度やシニカルな評論ではなく、本気でゲームと向かい合うことが何よりも必要なのだと思います。新しい監督さんは、見事なユーモアでマスコミと国民を味方につけてくれるから、選手たちは不要な迷いや言訳なしに戦うことができるはずです。

固定リンク | 社長の日記 | コメント (0) | トラックバック (0)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本のワールドカップが終わって:

コメント

コメントを書く