ジーコ
2006/06/09(金)
増島みどりさんは、賀川さんも信頼するライターの一人。
98年の選手、関係者へのインタビューをまとめた「6月の軌跡」が秀逸でしたが、ドイツ大会を前に、「FOOTBALL NIPPON」誌に掲載された02年から14回にわたるジーコへのインタビューに加筆した「ジーコ セレソンに自由を 」が出版されました。
代表戦の後のインタビューではシニカルな質問にも真摯に答えるジーコの姿が印象的だが、本書を読むと増島さんに対しては、ジーコも信頼感を持って語っているな、ということが伝わってくる。
川淵キャプテン、中田ヒデのインタビューも追加されているが、全体を通してのテーマは、
信頼、自由、そして喜び
ドイツの初戦で選手をピッチに送り出すとき、最後に何を言いますか?
と聞かれてのジーコの答えがすばらしい。
「練習してきたことを思い出させて、この場所にいられる時間と喜びに感謝をして、自分たちができるサッカーを心ゆくまで本当に楽しもう、と声をかけるだろう。すべてはこの、唯一の時間のためにあったのだ、とね。」
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