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2006年6月

決して容認しえないPK戦

2006/06/29(木)

ドイツでお世話になった、げんさんの奥さんが滞在のことをブログに書いてくれました。

お世話になりました。ありがとう!

最後の夜に近所のドイツ料理店に連れて行ってくれたのですが、そこでスイス×ウクライナのPK戦を見ました。

昔からPKは得意なのですが、高校1年の時に高3の先輩の最後の大会のPK戦で外して以来、人のPK戦を見るのもつらいです。

いまでは当然のように行われているPK戦ですが、初めてのPK戦は82年大会の西ドイツ×フランス戦。(プラティニのフランスが、ルンメニゲの西ドイツに逆転負け)

参加チーム数がそれまでの16から24ヵ国になり、日程が過密になったための措置であり、当時は大変な批判を集めたようです。

英国のサッカージャーナリスト、ブライアン・グランビルはPK戦をこんな風に表現しています。

決して容認しえないPK戦
horrifically and inexcusably, decided on panalty kicks

悲惨な、恥ずべき、不名誉な決着
a dire, disgraceful and dishonourable conclusion

もちろん選手たちのことを責めているのではなく、こんなルールを作ったFIFAを批判しているのですが、98年以降に参加している日本人にとってみれば、そこまで言わなくても、と思えるほど徹底的にPK戦を非難しています。

今回はスイスがPK戦で消えたわけですが、無失点かつ無敗で大会から去っていくというのは、本当に理不尽ですね。

32ヵ国になって、商業的にも巨大なお金が動くようになり、そのおかげで日本が出場できているのかもしれませんが、そのために失われているものも少なくない。

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イタリアの演じるドラマ

2006/06/28(水)

ちょっと遅くなったけど。。

カイザースラウテルンで見たイタリア×オーストラリアでは、イタリアがイタリアらしい守備を見せて、イタリアらしく最少得点でベスト8入りを決めました。90年から3大会連続でPK戦で敗退し、前大会では韓国に疑惑の判定で敗れたイタリアですが、負けても勝っても見事なドラマを演じてくれます。退場処分となった悲劇の象徴トッティが、途中出場から決勝のPKを決めた姿に、94年の被害者バッジョが98年のチリ戦で自らPKを奪い決めたシーンを思い出しました。

続くウクライナ戦をクリアして、ドイツ×アルゼンチンの勝者とのドラマを期待したいと思います。

個人的な優勝予想はドイツ、イタリアだったのですが、「史上最強のブラジル」に「八百長事件のイタリア」といえば、あの82年スペイン大会と同じパターンで、その決勝戦が西ドイツ×イタリアでした。今回の対戦は決勝にはなりませんが、開催国ドイツに食い下がるイタリアを見たい。

今回、ワールドカップで初めてイタリア代表の試合を見ましたが、賀川さんがいつも言うとおり、

イタリアは美しい。

選手の姿勢、守備の陣形や試合展開、すべてが見事でした。

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日本のワールドカップが終わって

2006/06/28(水)

ドイツから関空への機中です。

日本×ブラジルを思い出しています。試合が終わった後の悔しさはなかなか強烈でしたが、今になってみれば、あの玉田のゴールから同点にされるまでの11分間は、かなり幸せな夢を見ることができた瞬間でした。このままリードして後半に入れば、ひょっとして勝てるかもしれない、と。

玉田のゴール自体が日本がワールドカップで記録した最良のゴールだったし、サッカー大国からはじめて奪ったゴールでもあり、日本サッカーの最高の瞬間の一つだったかもしれません。

ブラジル人たちが唖然とするなかで、最高の喜びを感じることができました。

オーストラリア、ブラジルに惨敗したけども、こんな興奮や歓喜もあるよ、ということをサッカーの神様がチラリと見せてくれた11分間でした。

前回大会とは全く違う形でカタルシスを体験したこの大会から、サッカー関係者も、にわか代表ファンも多くのことが学べてよかったね、と開き直りつつ、この日本サッカー史上最高のタレントが揃ったチームがここでひとつの終焉を迎えたことだけは、あまりに寂しいし、悔しいです。

ゴールや勝利の喜び、そして敗戦の辛さをもっともっと身に染みこませなければならないのでしょう。

それがあるから、走ることができるし、ゴール前で必死で守りシュートを決めることができる。冷めた態度やシニカルな評論ではなく、本気でゲームと向かい合うことが何よりも必要なのだと思います。新しい監督さんは、見事なユーモアでマスコミと国民を味方につけてくれるから、選手たちは不要な迷いや言訳なしに戦うことができるはずです。

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ジーコに一言

2006/06/27(火)

大会前に出版された増島みどりさんによるジーコのインタビューはなかなか読み応えがありましたが、その3年以上にわたる取材を通して、ジーコは増島さんを大いに信頼しているようです。その増島さんにジーコが

賀川さんから暖かい言葉をかけてもらった

と、話していたとのこと。

賀川さんに話を聞いてみると、オーストラリア戦の記者会見の後、

厳しい状況になったけども、選手をひと皮むけさせてやってほしい。

と伝えたということでした。あの状態で「がんばれ!」と言っても慰めにならないだろう、という気遣いもあったのだと思いますが、先日のエルゴラの原稿のなかでは、ロッベンとジョー・コールを取り上げて、大会のなかで「ひと皮むける」ことを書いていたように、どのタイミングで何を身につけるか、大会のなかで選手がどのように育っていくかということを賀川さんはよくテーマにしています。

日本の若手、茂庭、駒野はなにかをつかんでくれたでしょうか?

若い選手の多いドイツ、イングランドはチーム全体が一皮むけそうで、楽しみです。

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イングランド×エクアドル@ミュンヘン

2006/06/26(月)

ミュンヘンのパブリックビューイングでイングランド×エクアドルを観戦。

ミュンヘンから試合会場のシュツッツガルトまでは2時間ほどなので、おそらくイングランドサーポターは現地に行ったようで、ミュンヘンでは熱狂的な応援は観られず、ぼくのまわりはなぜかエクアドルサポーターばかりでした。
DCF_0005.jpg

こちらのテレビでもアップするクラウチを何度も映していましたが、ルーニーは本調子ではないようですね。

昨日のスウェーデンと同じく、負けても最後まで戦ってくれた選手に対して納得という表情が印象的でした。

テレビ観戦のポルトガル×オランダはハーフタイム。
マニシェのゴールで1−0とリードしたポルトガルが10人になってしまいました。後半はオランダの猛攻が見られそうです。

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いよいよRound of 16

2006/06/25(日)

ドイツ×スウェーデンをミュンヘンで観戦。

ホームのドイツ代表を観るのは初めてだったので、スタジアムの盛り上がりに期待していきましたが、期待に違わぬすばらしい雰囲気でした。常に声を出しつつ、試合の流れに的確に反応する。日本でこのムードを味わえるのは、甲子園(サッカーじゃないけど)くらいかな、と思いました。

写真は、選手入場時。赤、黄、黒の旗が席に置かれていて、皆でその旗を振りました。おそらくドイツ国旗が描かれていたのだと思いますが、ぼくの席からの光景はこんな感じです。
DCF_0006.jpg

スウェーデンは早い時間に失点して、10人になりながら、最後まで戦い抜く姿が見事でした。サポーターもきっと満足、納得したのではないでしょうか。PKをラーションが決めていれば、流れも変わっていたのでしょうが、ボールを渡された時から、不安そうだったので、誰か他にいかなかったのでしょうか。。

アルゼンチン×メキシコは、ミュンヘン駅近くのレストランで賀川さんとテレビ観戦。

ヨーロッパの大型選手どうしが、リーチを活かしたプレーでぶつかり合った試合と異なり、ラテンらしく足下でボールをキープする両チームは対称的なプレースタイル。

ミドルシュートが多いこの大会で、アルゼンチンだけは打てる時にも、もう一度中央でつないで切り込んでいくプレーが特徴的ですが、この日のゴールは2点とも大きなボールの動きから。いくつもの型を持っている強みを見せてくれました。

準々決勝はドイツ×アルゼンチン。

ここからは、大国同士の正面からのぶつかり合いで、大会もさらに盛り上がってきますね。

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ワールドカップで負けるということ

2006/06/24(土)

いまからミュンヘンでのドイツ×スウェーデンを観戦します。

ミュンヘン中央駅には、続々とサポーターが到着し、駅構内は午前中から騒然とした雰囲気。おまけに学生のデモもあったりして、警察も忙しそうです。そういえば、先日のオランダ×アルゼンチン戦の行われたフランクフルトでも学生デモがあって、電車が遅れたりしていましたが、デモも注目度を高めるために、ゲームのある街を狙っているんですね。まあ、デモ程度ならいいですが、いまのところテロなどがないので、なによりです。

スウェーデンのレプリカを着た人たちも人数は少ないものの、胸を張り街を歩いています。イングランド、アルゼンチン、メキシコなどもちらほらと見えるし、もちろんブラジルの黄色も目立ちます。

日本の青は、すっかり影を潜めてしまいました。98年のジャマイカ戦の後にも感じたのですが、敗戦国というのはつらいものです。「ヤーパン」と耳にするたびに、見下されているように感じます。

かなり、くやしいです。

まだまだ日本には、そんな辛い経験の積み重ねが少ないように思います。列強はピッチ上で泣き崩れるような悲しみを何十回、何百回と繰り返してきたのです。

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誕生日

2006/06/24(土)

昨日、めでたく41歳の誕生日を迎えることができました。多くの皆さんからお祝いのメッセージいただき、感謝!

いまはブラッセル(ベルギー)の友人宅です。大学時代の友人のケイタくんがクルマでドルトムントまで迎えに来てくれて、昨日はベルギーまでのドライブ。

ここはムール貝が有名やから!ってオーダーしたら、オマールエビが出てきて、ほんまにケイタはちゃんと生活とか仕事とかできてるんか、大いに心配になったりしています。

同じくヴィエラとジダンも昨日が誕生日。無事トーゴに勝って、一次リーグ突破ですが、ジダンは出場停止だったので、もし敗退だったら誕生日のラストゲームに出場できない、というあぶないところ。ヴィエラが1ゴール、1アシストでフランスとジダンを救ってくれました。

楽しい、うれしい誕生日でした。
CIMG1211.jpg

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日本の最後の試合

2006/06/24(土)

ブラジル人から

ソーリー

とあやまられました。

あやまられたり、あざけられたり。

まあ、そんなコミュニケーションは楽しいものです。

それにしてもピッチ上で倒れたまま動かないヒデの姿は本当に異常な光景でした。その隣でブラジルのサブの選手たちがカラダを動かしているのと対称的。ぼく自身、その姿を見て、立ちつくしてしまいました。

ホテルに帰ってきた選手たちも、表情が凍り付いていました。ファンからは拍手が送られていましたが。

バーのカウンターには、ロベカルと、カカーがいて、サインや写真撮影に応じています。それにしても、カカーとその「かかあ」はキレイですね〜

これで、3大会連続で日本の最後の試合=敗戦を見ることになりました。2010は初戦を見ようと思います。 060623_055843.JPG

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日本最高の大会に

2006/06/19(月)

本日、ニッポンハムカップの決勝大会が開催されました。

10周年となる今年の大会は、950チームが参加するビッグトーナメント。今年は、日本在住のブラジル人選抜チームと、代表クラスの日本人選手によるエキジビションマッチ、そのハーフタイムにはフリースタイルフットボールのパフォーマンスなども行われました。

これまで、「日本最大規模の大会」と呼んできたのですが、運営面もいろいろな進歩があり、「日本最高の大会」と呼べるものになってきたかな、という実感を感じられる大会となりました。

これまで10年間皆勤賞のYONAITがオープン、オーバー30の2冠というのも、うれしかったです。

参加チーム、関係者の皆様、ありがとうございました!

SNS「CROSPO」では、大会公式コミュニティ運営中です。

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オーストラリア戦をもう一度見る。

2006/06/17(土)

DVDに録画しているゲームをまとめて観てます。

メキシコ×アンゴラなんてゲームもなかなか好ゲームだったりするし、楽しいです。

オーストラリア戦も見ました。

ぼくはどちらかというと、ジーコ支持派(?)なのですが、もしジーコに何かできることがあったとしたら、1点目の失点の前後で高原にかえて、玉田か大黒を入れてもよかったかな、と思います。テレビでは分からなかったのですが、大黒はきっと準備していたんでしょうね。

小野は、前半からテレビの前で「シンジ出せ!」って叫んでいたのですが、間違いではなかったと思います。いくつかいい場面でボールに触りながら、積極的なプレーができなかったことが残念でした。

さあ、明日ですね。

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賀川さんからのメッセージ

2006/06/16(金)

今回で9回目のワールドカップ取材となる賀川さんにとって、日本代表が登場するワールドカップは、当たり前のことではなく、ごく「最近のこと」。

そんな賀川さんからオーストラリア戦についてのメモが届きました。試合直後ということもあり、いつもよりも賀川さんのリアルな思いが伝わる原稿になっています。


点を取るときに取らなければ勝てない、といういつもの例で、大事な試合を落としました。ヒディングが日本を研究すれば、当然トップに2人目の長身選手を入れてくることはわかってても、それに対応する日本の2人目の長身はいないのだから、とにかくつないで、ゆっくりキープから速攻に転じるというやり方は悪くはなかったし、何度もチャンスを作りましたが、それを決められなかったのでは、、、

このワールドカップという大舞台で、一皮むけてくれることを祈っていましたが、第1戦では叶いませんでした。

中田はいつもの通りがんばり、中村は決して調子上々とは見えないが、まずまずでした。中村の高く上げて落とすボールからGKのミスを誘って、日本の先制ゴールが生まれましたが、柳沢、高原のGKとの接触があり、反則を取られても仕方がありません。

ヒディングも記者会見でそのことを指摘していました。問題は柳沢が86年のマラドーナのように反則ゴールの後に自ら2度目のチャンスを決めていればよかったのですが、彼にとっても惜しい試合でした。

ゲームの分岐点は後半2度ありました。最初に小野が投入されてしばらくして、彼がエリアの近くでボールを持ち、得意の何気ない風で短いパスを送った時、チーム全体、特に中盤から前の選手の疲労を考えれば、小野ほどのプレーヤーなら自分で仕掛けてシュートにゆくべきでした。次は、このパスを奪われてからのカウンターで攻められ、強シュートを川口が防ぎ、そのクリアをオーストラリアの左サイドからのロングスローとなって川口が飛び出し、叩き損ねたあと、こぼれた球をシュートされたのです。

川口は1試合に1度はこういうプレーがあります。それは攻め込まれて彼がピンチを好プレーで防いでいるときに「オレがやらないと」という気性から遠いレンジのハイボールに飛び出し失敗することです。彼のファンも何度も見ているはずですが、ファインプレーとミスとが彼には常につきまとっています。但し、そういう選手なのだからこういうゴールもあって当たり前です。その前の彼のファインプレーで防いだリバウンドを駒野が後方に相手が来ていないのに、コーナー近くのタッチに蹴り出したのもポイントの一つです。彼のがんばりはすばらしかったが、この点は誠にもったいないことでした。(相手にはロングスローと長身選手がいる)こういうところは、日本サッカーはレベルアップしたと言っても、ドーハからあまり変わっていない。ドーハの時は時間稼ぎできなかったが、今度は名手・小野でさえ、自分で切り込んでシュートするか、悪くてもペナルティを取るという強さがない気がします。

3-1の2点差は大きいことです。あとは選手が開き直ること。

何十年にわたって言ってきたことが、そのまま結果にあらわれると、またこのあと、何十年も言い続けなければならないのか。オクトゼネリオンにとってはつらいことです。

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賀川さんの見方

2006/06/14(水)

サッカーの試合を観るとき、

賀川浩さんならどう見るだろうか、どう書くだろうか。

というのが、自分のなかでのひとつの基準になっています。

オーストラリア戦では、もう1点取っておけば、ということを自分のブログにも書いたのですが、ちょうど中田英寿も、2点目を決めて試合を締めなければいけなかった、とコメントしていて、うれしくもあり、残念でもありました。

そこで明確な指示が監督からなかったから、というのが問題ではなく、そこで選手たちが同じ意識を持って、判断できなかったことが問題だと思います。

さらに言うなら、マスコミやファンも同じ意識を持てるようにならなければ、本当のサッカー強国になることはできないような気がします。

そんななかで、ドイツの賀川さんから、明日のエルゴラに掲載される記事が届きました。

どんな試合においても常に前向きな原稿を書く賀川さんにしてはめずらしく、悔恨をにじませた原稿でしたが、ぜひ皆さんにも読んでもらいたい記事になっています。

ちなみに賀川さんは観戦の際に、川本(泰三)さんやったらどう観るか、大谷(四郎)さんならどう書くか、と考えたりしているようです。

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あと2試合楽しもう

2006/06/13(火)

勝てた試合だった、と多くの人が感じているにちがいない。

前半、日本らしくないガチガチとペースの遅いゲームながら、ラッキーなゴールでリード。

2002年に出場できず、出場できないことで注目を集めた俊輔に対する神様のプレゼントのように思われました。俊輔が天を指さして喜ぶ姿がうれしかったです。

あとはパワープレーしかないオーストラリアでしたが、それが日本にとっては最も厳しい攻めでした。あれだけパワーで押されると1失点は仕方ない。川口の判断ミスはありましたが、あれだけファインセーブを続けていた川口を責めることはできないですね。

問題はチャンスで決めることができなかったことに尽きると思います。リードしている段階で、もう1点奪って、試合を決めるという強い意志が感じられなかったことだけが残念でした。

4年前のトルコ戦以来、これだけの落胆はなかったように思いますが、今回はまだ2試合残っています。

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This is football.

2006/06/11(日)

開幕から2日間、コスタリカ相手に2失点しながら勝ち点3を確保したドイツ、開始早々の先制点で逃げ切ったイングランド、そして死のグループでのアルゼンチン×コートジボアールの熱戦と、まずは順当な結果が並ぶ中で、トリニダード・トバゴ×スウェーデンの引き分けは、まず最初の軽いアップセットでした。

バーレーンとのプレーオフに勝って出場権を得た国が、後半早々に10人になりながら強豪スウェーデンと引き分け。初出場、初ゲームでの勝ち点に選手たちは勝利したかのような大喜びでした。

一方のスウェーデンは、イブラヒモビッチ、ラーションらのスター選手が決定的なチャンスを次々とつかみながら、無得点。

サッカーってそんなもの。

This is football.

ちなみに会場のドルトムントは、日本×ブラジルの会場でもあります。もうひとつアップセット期待しましょう。

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ジーコ

2006/06/09(金)

増島みどりさんは、賀川さんも信頼するライターの一人。

98年の選手、関係者へのインタビューをまとめた「6月の軌跡」が秀逸でしたが、ドイツ大会を前に、「FOOTBALL NIPPON」誌に掲載された02年から14回にわたるジーコへのインタビューに加筆した「ジーコ セレソンに自由を 」が出版されました。

代表戦の後のインタビューではシニカルな質問にも真摯に答えるジーコの姿が印象的だが、本書を読むと増島さんに対しては、ジーコも信頼感を持って語っているな、ということが伝わってくる。

川淵キャプテン、中田ヒデのインタビューも追加されているが、全体を通してのテーマは、

信頼、自由、そして喜び

ドイツの初戦で選手をピッチに送り出すとき、最後に何を言いますか?

と聞かれてのジーコの答えがすばらしい。

「練習してきたことを思い出させて、この場所にいられる時間と喜びに感謝をして、自分たちができるサッカーを心ゆくまで本当に楽しもう、と声をかけるだろう。すべてはこの、唯一の時間のためにあったのだ、とね。」

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666

2006/06/07(水)

昨日は、2006年6月6日ということで、6が3つ並ぶ縁起のいい(?)日でした。

キリスト教では666は縁起の悪い数字で、映画の「オーメン」がリメイクされて昨日公開だったようです。ぼくは中学からカトリック(イエズス会)の学校でしたが、入試の受験番号が666。

小学生でセンターハーフで背番号6をもらって以来、ほぼ一貫して6番です。あのころはMF(ミッドフィールダー)ではなく、HB(ハーフバック)と言ってましたね。

観戦していても6番の選手がやたらと気になったりします。今回のワールドカップでは、ロベカルや、マケレレあたりが気になる6番です。日本の6番は稲本かと思っていたのですが、今回は中田浩二でした。がんばってもらわねば。

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関西のユースサッカー

2006/06/06(火)

昨日は、関西クラブユースサッカー連盟理事会が開催され、懇親会に参加。

連盟のメンバーのなかには、元Jリーグ監督の顔もあり、こうした団体の会合としては、各自の問題意識も高く、いろいろな意味で前向きな組織という印象でした。

今年からはサイトの運営をサポートさせていただくことになり、積極的に関与していくことができるのはありがたい限り。

中学、高校という枠ではなく、U-18、U-15という年齢別のカテゴリーで、学校以外のクラブチームでサッカーを楽しみ、普及し、強化していこうというのは、神戸FCの創設メンバーである、故大谷四郎さんたちがつくったコンセプトですが、それが現在では当然のことになりつつあります。

スポーツSNS「CROSPO」がそんなクラブのスタッフ、現役メンバー、父兄、そしてOBたちのコミュニケーションツールとして役立てばと考えています。

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自分でヘディングする

2006/06/05(月)

長居でのナビスコカップ、セレッソvsジェフは、両チームとも運動量を誇るチームらしく、はげしく人、ボールが動く好ゲームでした。コンパクトであることよりも、ダイナミックであることが強調され、ゴール前の攻防も多く、、というのも前半まで。両チーム退場を出し、荒れたゲームになった後半は、西澤を失ったセレッソが集中力を維持できず、結果は2−5。

さて、気を取り直してマルタ戦。

賀川さんと観戦しましたが、本番を前に、少々不満の残る内容に、ため息。

マルタボールのセットプレーでは、ほとんど相手にヘッドされていました。カラダを寄せるっていうことばかりを意識して、自分たち、あるいは自分がヘッドするという意志がうすれてしまったのでは、という気がします。あれでいいのでしょうか?

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