起業時の仲間
先日、日経新聞でサイボウズの細谷賢由さんの副社長就任を知りました。細谷さんは弊社が1999年に会社を創業したときのメンバーです。
創業当時、会社経営についての知識の乏しいぼくは、創業時のボードメンバーとのミーティングのたびに刺激をうけて、新しい知恵や知識を仕入れて、帰りの新幹線に乗る前に本屋で関連するビジネス書を買って、車中で読んで、ということを繰り返していました。カラダはきつかったけど、何もかもが前向きだったし、短期間に多くのことを学ぶことができました。
金融出身で、複数のベンチャー経営にかかわっていた細谷さんからは、会社の「資本」などについて、多くを教えてもらいました。ネットバブルのなかで会社を守ってこれたのは、細谷さんをはじめとする多くの人の、それぞれの立場・視点からのアドバイスのお陰です。
今になってみれば、30代にしては青かったなと思うことも多いし、間違った判断もいくつもあったけども、それも含めて、現在の自分の糧になってきたのだと思います。
ただ、前向きに進む時の勢いや、その勢いに周囲を巻き込んでいく力が自分の持ち味だと思っていますが、当時を振り返ってみると、何人もの人に迷惑をかけたのではないかということだけは反省です。
創業時と比べれば多少の深慮も身に付いたかと思う反面、がむしゃらな勢いが衰えたように思えて、自分自身納得いかんことも多いです。
今年は、いくつかの大きなプロジェクトが目の前に広がっていて、それは大きなチャンスであると同時に、危険な落とし穴も潜んでいるように見えます。今や、単なるがむしゃらで突き進むことはないですが、勢いをつけてチャンスをつかんでいきたいと思います。
そして、そのチャンスをつかむための、社内外の仲間の存在も頼もしく思います。かつての仲間の細谷さんとはひさびさにメールのやりとりをしましたが、そんな仲間の存在もありがたいものです。
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