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映画の仕事(最終回)

2006/02/19(日)

3ninjas.jpg映画の話の続きです。

先日のLAでは高校時代の友人の牧野宅にお世話になりました。そういえば、ぼくの初海外旅行は牧野と行ったLA〜ラスベガスで、その時は二人とも英語もたどたどしく、わけもわからずダウンタウンの危険なエリアのホテルに泊まってたりしたので、ビビりまくったものでした。そんな牧野が15年もアメリカで仕事しているのですから、不思議なもんです。

大ヒットになった「3NINJAS」の邦題は、主演の3人のコスチュームが柔道着風だったこともあり、「クロオビ・キッズ」。日本では忍者の映画はダメだから、とのことでした。

ニンジャは我々日本人が想像する以上に、アメリカでは認知されています。ただ、カンフーや空手といった、武道・武芸のひとつと考えられているようで、本屋でもカンフーの本のとなりに「NINJUTU」なんて本が並んでいたりします。「3NINJAS」のスタント、アクションは香港・台湾のチームが担当していて、どう見ても忍者ではなくカンフーなのですがアメリカ人にはおかまいなしです。

チャーリー・カオを中心とする、その中国人チームは陽気な楽しいメンバーが揃っていて、かわいがってもらいましたが、特にチャーリーからは映画の現場のことなど色々と学びました。アメリカで、申監督をはじめとする韓国のメンバーたちも含め、国籍を超えて、「アジア」という仲間意識を持つことができたのは、映画の仕事での最大の収穫の一つです。

第2作目では日本ロケを行い、ぼくも制作のスタッフと同時に、リムジンの運転手役でスクリーンに登場することになりました。左ハンドルを運転できて、英語を話せるから、という単純な理由ですが、全米第3位の作品に出演できたのは、ラッキーでした。台詞は台本では5つありましたが、公開されたときには3つにカットされていました。。

現場とプロデューサー、日本とアメリカに挟まれて、若かったぼくにとってはプレッシャーのきつい仕事でしたが、貴重な体験でした。あとは、若いうちに東京で仕事したこと、アメリカで各国の人たちと関わる仕事ができたこと。いまのサッカーの仕事に直結しているわけではないですが、ラッキーでした。

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