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阪神大震災から11年

2006/01/17(火)

今日で阪神大震災から11年。
当時は、徒歩5分ほどの範囲に5世帯の親戚が住んでおり、それが高速道路が倒壊した最も被害の大きな地域の一つでした。そんななかで自宅は全壊し、伯父が亡くなりましたが、他の家族は怪我もなく無事で、伯父が一人で引き受けてくれたんだろう、と今でも思っています。

震災後の数日はその5世帯が一緒に生活しましたが、夜に寝るとき、そして朝目覚めたときに、

今日もみんな無事でよかった。

と感じたものでした。

今朝のニュースでは、あの朝は今朝より寒かった、とのことですが、生死に関わる緊張した状況で、寒かったというのは、ほとんど印象にないです。印象にないといえば、つらいことも、困ったこともたくさんあったと思うけども、記憶にはっきりと残っているのは、ご近所はもちろん、九州からも東京からもたくさんの人が荷物を満載して駆けつけてくれた光景です。何しろ、その人たち自身が身の危険を冒して来てくれたわけで、それぞれが感動的な光景でした。これからも忘れることはできないと思います。

おかげで、うちはポリタンクと、カップ麺と、カセットコンロと、おしめだらけになってしまったのでした。(笑)

神戸の人口は震災時を上回ったらしいです。建て直しと区画整理が進んで、震災前よりずっとキレイな街になりました。うちの並びの4軒のうち、2軒は新築(といっても、もう築10年)したけど、あとの2軒は高齢の方が住んでいたので、そのまま空き地と駐車場になっています。

被災体験の風化が問題と言われていますが、地震の時にどう行動すれば助かるか、なんてことよりも、それまでの街並みや、亡くなった人、駆けつけてくれた人たちのことを、しっかり語り継いでいかなければ、と思います。

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