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ホリエモンのこと

2006/01/22(日)

昨年のホリエモン人気は大変なものでした。選挙での立候補はちょっと理解しがたいところがあったけども、30代前半であれだけの事業を成し遂げたことには感服です。彼の著書も2冊読みましたが、大いに刺激を受けました。

ITベンチャーといえば、ITを単に錬金術の手段と考え、IPOや株式の操作、企業買収などで利益を生み出す人たちも多いのも否定できません。ホリエモンにもそんな一面がある一方で、もともとパソコンオタクだった彼には、ITを単なる商売のネタとする以前に、コンピュータ、インターネットへの理解が感じられます。商売をしようとして、インターネットと付き合い始めたのではなく、インターネットをやっていたら、それが商売になると気づき、その商売の仕方が並はずれて上手だったというのが、ぼくのホリエモン像です。

今回のライブドアの企業買収がらみの事件では、その「商売」の部分が暴走したわけで、法を犯したことは決して許されることではありません。

何をしている会社かわからん、ただ企業を売り買いして儲けているだけだ、というコメントが飛び交っています。ぼくにとっては、彼が自分で本当にいいと思ったもの、会社を買っていたように思えるので、そのやり方を全面的に否定する気にはなれないだけに、余計に残念です。

ITベンチャーだから今回の事件が発生したわけではないけども、ITだから、と言われることも、残念です。もし、ITだからという理由があるとしたら、ITのおかげであらゆることのスピードが速くなってしまったこと、でしょうか。

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