中田英寿のメッセージ
ワールドカップイヤーということで、正月の新聞やテレビでもサッカーが頻繁に取り上げられていましたが、日経新聞では元旦から3日にわたり、武智幸徳さんの中田英寿インタビューが掲載されました。
昨年は、クラマーさんの言葉のなかに、サッカーの本質と同時に、サッカーだけにとどまらない生き方にかかわる本物のメッセージを感じたのですが、最近のヒデの言葉にも、同じく本質的な見方や考え方が含まれているように思います。
・・・相手の考えていることがなかなか分かりにくい。自分の意見をなかなか出さないし、また出すのをよしとしない風潮があるということか。・・・時々迷いが生じることもある。こちらの考えが伝わっているのか、彼らが何を考えているのか分からないことがあるから。
まだ28歳なのに、ずいぶんオヤジっぽい意見ですが、たぶん世間一般のオヤジたちには共感できるメッセージだと思いませんか?こんなこと言っちゃって、他の選手とのコミュニケーションが余計に難しくなるんとちゃうかな、と心配だったりします。
2002年のトルコ戦での「燃焼感のない、余力を残しての敗北」を悔い、現日本代表のなかで精神論を訴える姿は、98年のころのどこか冷めた、クールな態度からはずいぶんかけはなれた印象だけども、どちらも彼なりに日本代表のことを、真剣に考えての結果のようです。どちらの態度もマスコミからは受け入れがたい、わかりにくいものかもしれないけど、ドイツではそんな気持ちがチームの力になってくれればと思います。
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