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日独80歳のサッカー談義

2005/11/02(水)

さて、今回も日独サッカー交流展

今年の日本サッカー殿堂の掲額式で来日したクラマーさんは、
その夜に開催された「キリンカップ」UAE戦を観戦。
そういえば、ペルー戦に続く、2戦連続の0-1での敗戦で、

これでいいのか、ニッポン!
ジーコでいいのか!

という声が高まったころでもありました。

翌朝に、クラマーさんと賀川さんの対談が行われました。
この模様は、サッカーマガジン6.28号(ワールドカップ出場決定記念特別号)に
掲載されましたが、ほんとうに楽しい対談で、
同席できたことは本当にラッキーだったと感じたものです。

当時盛り上がっていた、
「中田英寿か、中村俊輔か」
という議論を賀川さんが持ち出せば、
1970年ワールドカップのウーベ・ゼーラーとゲルト・ミューラー
の例を引いて、

いい選手が2人いるなら、それをどう使うかを考えて
システムを考えるべき。そしてその2人は、よく話合うこと。

というのがクラマーさんの答えでした。
システムがあって、それに選手を押しつけるのではない、と。

そして試合を決めるのは、(ジャーナリストが目をつけるべきは)

エフェクティブなプレー

つまり、試合の流れを変える「効果的な」プレー。

賀川さんと一緒に観戦すると、ゴールが決まった後に、

あそこで、コクーががんばってボールを奪いに行ったから、、、

などと、どこかで無理をしたり、踏ん張ったりという動きがあって
それがゴールにつながるんだ、という話を聞かせてくれるのですが、
同じような話を、ドイツの同じ80歳から聞くのは、うれしく、
不思議なものでした。

このブログでは、先日、中田英寿と村上龍の対談を取り上げましたが、
この2つの対談は、語り手も、切り口も違えど、
どちらもサッカーの本質に、見事に迫った読み物のように思います。

今月12、13日の東京、14日神戸のシンポジウムは、受付中ですので、
皆さんぜひご来場ください。

公式サイトは、こちらです。

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