ゲーム
高村薫の雑文集「半眼訥訥」に「ゲーム世代の快楽」という
小文があります。前回、ゴールの快楽を書いたこともあって、
印象にのこる小文でした。
テレビでサッカーの試合を観戦して楽しむのは娯楽だが、
サッカー場に出かけて熱狂的な声援を送るファンにとっては、
サッカーはすでに快楽である。
年代が若くなればなるほど、コンピュータゲームはもはや、
明らかに快楽なのだと感じられる、(中略)
ほとんど、神経作用のある薬が効いている状態に近い。
なるほど、たしかに、やり出すと止まらない麻薬的な
危なさはある。
ぼくは、おそらくゲーム世代より上の世代になるのだろうけども、
ゲーム好きで、ドラクエ、サカつく、バイオハザードあたりは、
やりだすと、どっぷりと、のめりこんでしまうのです。
さすがに、最近はやらないですけど。
人によって、ハマる快楽の種類も違うのだと思いますが、
ぼくは、ハマり方が深いというのか、強いタイプのようです。
ゲームへののめりこみ方も、ゴールを決めたときの喜びも、
他の人より強くて、大きいように思います。
高村薫といえば、3年ほど前に「李歐」を読んで、
それから立て続けに何冊か読みました。
「李歐」、「リヴィエラを撃て」あたりは、
大阪の闇社会、アイリッシュのテロリストという
重たい設定ではあるけども、瑞々しさの印象的な
青春小説になっていて、お気に入りです。
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