日独サッカー交流展
日本サッカーが現在のように盛んになるまでには、多くの先人の努力の積み重ねがあったことはいうまでもないが、世界のスポーツであるこの競技では、サッカー先進国との交流から得たものは少なくない。なかでもドイツからは、両国の長い文化交流のなかで、さまざまな恩恵を受けた。(以下略)
というのが、賀川さんが「日独サッカー交流展」に寄せてくれたコメントでした。
古くからのサッカー関係者にとっては、ドイツから学んできたということはごく当たり前のことのように感じられます。
小・中学生のころのぼくのスターは、ベッケンバウアーで、
土曜日のダイヤモンド・サッカーで見る一番強いチームはバイエルン・ミュンヘン。
ぼくの母の一番好きな選手といえば、KH・ルンメニゲです。
クラマーさんのことは、話に聞いたり、読んだりするだけでしたが、
「日本サッカーの父」と呼ぶことに、誰も反論する人はいません。
東京オリンピックの後、クラマーさんが残した4つの提言は
まさに、今の日本のサッカーの基盤となるものです。
(1)日本代表は毎年1回、欧州遠征すること。
(2)良いコーチを育成することと、その組織づくり。
(3)トップリーグをつくること。
(4)芝のグラウンドを確保すること。
これほど的確な提言はないと思わせる4項目ですが、
40年前のドイツでは当然のことだったのか、
それともクラマーさんのオリジナルなのか、
今回、聞いてみたい質問のひとつです。
しかし、東京オリンピックが1964年で、
翌年に生まれたぼくでさえ、もう40歳ですから、
クラマーさんは一般のサッカーファンにとっては
「歴史上の人物」であり、
メキシコ五輪での銅メダルや釜本さんの得点王は
「歴史上の事実」です。
温故知新、歴史から学ぶということの大切さを持ち出すまでもなく、
日本サッカーの今後の発展のためにも、クラマーさんと、
その同時代に奔走し、その後の日本サッカーを築いた先輩たちから、
どうやって、日本が銅メダルを獲得し、カマモトという日本最高の
ストライカーが生まれたのか、
その後の発展への着想はどのように形作られたのか、
を知ることは大切なことだと思います。
今回は、その「歴史」をライブで学べる大チャンスです。
日程、会場などは、公式サイトで、明日発表。
このブログでも明日から、見所、聞き所をプレビューしていきます。
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