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村上龍と中田英寿

2005/09/26(月)

footballnippon.jpg先日、「半島を出よ」について書いたので、その続き。
今回は、サッカー編です。

村上龍はとにかくその時代の一番おいしいスポーツを追いかけ続けていて、
ぼくが大学生のころは、当時のNO.1プレーヤーのマッケンローのファンになり、
自らテニスをプレーし、雑誌でレッスンを連載。
(このころは、ぼくもマッケンローファンで、テニスやっていた。)
そのあとのF1ブームでは、セナを崇拝し、
今は、サッカーです。

サッカー小説「悪魔のパス天使のゴール」なんかも書いてますが、
これは、個人的にはいまいち。

それより、友人の中田英寿との対談がずっと面白いです。
中田英寿との共著、「文体とパスの精度」などがありますが、
最近では、National Football Magazine「フットボール・ニッポン」
対談が掲載されています。これは、

最近読んだサッカーの記事では一番おもしろかったです。

もうひとつ、お気に入りの対談がありますが、これはまた次回に。

村上龍は、スポーツに限らず、経済やら、SMやら、ドラッグやら、
とにかくいろんな知識を吸収して、感心して、
そのままを素直に、自慢げに書きまくる、ということをやっていて
そのスタイルはサッカーに対しても同じなのですが、
中田ヒデという素材、媒体を得て、
サッカーの本質に見事に迫っています。

システムではなく、1対1。
戦術ではなく、気持ち。

もちろん、システム・戦術論を否定するわけではないですが、
システムや組織について語られることの多い、
最近のサッカージャーナリズムのなかでは、
サッカー評論家ではない村上龍の記事は、異彩を放っています。

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