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2002年9月

関西最強の座

2002/09/16(月)

関西フットサル施設交流会の決勝大会の2日目が、9月16日に開催された。1日目に日本代表候補3人を欠いた旭屋が消えたほかは、大塚、藤井らももどり、ほぼ有力チームが勝ちあがって関西最強チームを決める顔ぶれは揃った。

まず第一試合にホームチームのマグが登場。開始1分に狩野がゴールを決めると、終始攻勢でゲームを進め、終わってみれば6−0の圧勝。初戦から飛ばしすぎかな、という印象だが、藤井健太が戻り本来の力を発揮してきた。

昨日カンカンボーイズを下した、FC DREAM SDはまずazzurro KANSAI ELEVENと対戦。残り3分まで0−2とリードを許しながら、猛攻で3点を奪い、逆転勝ちを収めると、続く高槻松原FCとのゲームも0−1から後半に2点を連取して準決勝に進んだ。関西のミスターフットサル(?)岡部さんに「岡部さんが入ったら点が決まっている」という話をしたら、「そうでしたっけ?」ととぼけていたが、この大会のハイライトともいえる快進撃を自ら演出し、決勝まで上りつめた。

過去の4回の開催ではflexibleとYONAITがそれぞれ2回の優勝。昨年までは決勝大会が1日のみの開催であったため、優勝までに5、6試合をこなさなければならないハードなスケジュールを勝抜かねばならず、スピードを持ち味とするチームではなく、緩急を備えたブラジル人を擁するこの2チームが栄誉を手にしてきた。YONAITは、昨年の3位決定戦の再戦となったカンカンボーイズに1-2で、昨年の覇者のflexibleはサドンデスにもつれこんだPK戦で神戸ハーバーランドクラブにそれぞれ敗れ、この大会3チーム目のチャンピオンが生まれることが決定した。

カンカンボーイズはこれまで以上の安定した戦いを見せ、関西トップクラスの実力を見せてくれたが、その反面、持ち味であったスピードに乗ったカウンターの回数が少なくなったのが気になる。初日につまづきながら、準決勝に進出し、事実上の決勝戦とも見られたマグとの対戦となった。まずマグの藤井が左足で先取点を決め、さらに2−1で折り返した後半開始1分にも見事なコンビプレーからゴール。欲しいときに仕事ができる、さすが。昨日の日本代表の選考会かた帰ったばかりで疲れていると言いながら、やはりレベルの高いメンバーとプレーしてきたことがプラスに働いたのか。チーム全体のパフォーマンスも、前日を大きく上回るものだった。

決勝は、本命のマグと、波乱の立役者FC DREAM SDの対戦。マグが早々にゴールを奪うが、FC DREAMは集中を切らさず守り、執拗にゴールを狙う。最後までゲームを捨てずに食らいつく彼らの姿が、新装なったホームグラウンドでのマグの念願の初優勝に花を添えた。「まだまだこれからですよ」と言いきった藤井健太と、メンバーたちにとっては、この勝利は一つの通過点でなければならないのだろうけど。

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関西フットサルのお祭り

2002/09/15(日)

今年で第5回目となった、関西フットサル施設交流会の決勝大会が、マグ・フットサルスタジアムで開催された。昨年まで決勝大会は1日で行われていたが、今年は32チームが参加し、1日目に4チームずつのブロックでリーグ戦を行い、1、2位のチームが2日目のノックアウト方式のステージに進むという、ワールドカップと同様の形式での開催。32チームのうちわけは、25施設の代表に、前回大会の上位4チームと、岡山県、愛知県の代表、2001年のフットサルランキングの上位チーム。

午前の注目のカードは、同組に入った旭屋とマグの対戦。ともに優勝候補、関西を代表する両チームはニッポンハムカップで名勝負を見せてくれたこともあり、関係者、観衆、そして参加チームは大きな期待をよせたが、日本代表の選手が参加しないチームは本来の姿ではなかった。マグは層の厚さもあり、安定した戦い振りを見せてくれたが、旭屋は3戦全敗という結果で大会を去った。

彼らにかわって大会を盛り上げてくれたのは、徳島から参加のスカイフットサルクラブ。中学3年生と、コーチで構成されたチームは、初戦、2戦目と連敗したものの、最終戦ではTEAM LAWSONをやぶり、驚きの勝利をあげた。体力的に劣る中学生でも技術、戦術で大人に勝つことができるという、フットサルならではの快哉であった。この大会に過去2度の優勝を誇るflexibleは、初戦を0−2とリードされたものの逆転で勝利し2日目に駒を進め、同じく2回の優勝のヨナイチも危なげなく勝ち上がった。

午後に登場したカンカンボーイズは優勝候補との呼び声も高かったが、持ち味のスピードを活かせず、FC DREAM SDに1−2で敗れた。以前にYONAITがDREAMを不得意としていたように、相手のペースで試合をさせず、持ち味を殺してしまうというDREAMの「持ち味」が存分に発揮されたゲームとなった。ゲームに登場したとたん得点が決まったように、岡部さんの神通力もまだまだ健在。この両チームは結局、そろって決勝大会進出を決め、目の離せない存在と言えそうだ。

代表組が帰ってくる2日目は、いよいよ読めない展開となってきた。

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