関西フットサル施設交流会の決勝大会の2日目が、9月16日に開催された。1日目に日本代表候補3人を欠いた旭屋が消えたほかは、大塚、藤井らももどり、ほぼ有力チームが勝ちあがって関西最強チームを決める顔ぶれは揃った。
まず第一試合にホームチームのマグが登場。開始1分に狩野がゴールを決めると、終始攻勢でゲームを進め、終わってみれば6−0の圧勝。初戦から飛ばしすぎかな、という印象だが、藤井健太が戻り本来の力を発揮してきた。
昨日カンカンボーイズを下した、FC DREAM SDはまずazzurro KANSAI ELEVENと対戦。残り3分まで0−2とリードを許しながら、猛攻で3点を奪い、逆転勝ちを収めると、続く高槻松原FCとのゲームも0−1から後半に2点を連取して準決勝に進んだ。関西のミスターフットサル(?)岡部さんに「岡部さんが入ったら点が決まっている」という話をしたら、「そうでしたっけ?」ととぼけていたが、この大会のハイライトともいえる快進撃を自ら演出し、決勝まで上りつめた。
過去の4回の開催ではflexibleとYONAITがそれぞれ2回の優勝。昨年までは決勝大会が1日のみの開催であったため、優勝までに5、6試合をこなさなければならないハードなスケジュールを勝抜かねばならず、スピードを持ち味とするチームではなく、緩急を備えたブラジル人を擁するこの2チームが栄誉を手にしてきた。YONAITは、昨年の3位決定戦の再戦となったカンカンボーイズに1-2で、昨年の覇者のflexibleはサドンデスにもつれこんだPK戦で神戸ハーバーランドクラブにそれぞれ敗れ、この大会3チーム目のチャンピオンが生まれることが決定した。
カンカンボーイズはこれまで以上の安定した戦いを見せ、関西トップクラスの実力を見せてくれたが、その反面、持ち味であったスピードに乗ったカウンターの回数が少なくなったのが気になる。初日につまづきながら、準決勝に進出し、事実上の決勝戦とも見られたマグとの対戦となった。まずマグの藤井が左足で先取点を決め、さらに2−1で折り返した後半開始1分にも見事なコンビプレーからゴール。欲しいときに仕事ができる、さすが。昨日の日本代表の選考会かた帰ったばかりで疲れていると言いながら、やはりレベルの高いメンバーとプレーしてきたことがプラスに働いたのか。チーム全体のパフォーマンスも、前日を大きく上回るものだった。
決勝は、本命のマグと、波乱の立役者FC DREAM SDの対戦。マグが早々にゴールを奪うが、FC DREAMは集中を切らさず守り、執拗にゴールを狙う。最後までゲームを捨てずに食らいつく彼らの姿が、新装なったホームグラウンドでのマグの念願の初優勝に花を添えた。「まだまだこれからですよ」と言いきった藤井健太と、メンバーたちにとっては、この勝利は一つの通過点でなければならないのだろうけど。
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