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済州島の中国人

2002/06/08(土)

リゾート地、済州島でブラジルー中国を見た。韓国戦以外のチケット(開幕戦まで!)が、軒並み売れ残った韓国にあって、早々に売り切れとなっていたのがこのゲーム。スタジアムには、試合開始のずいぶん前から赤と白の中国人サポーターがあふれ、初出場、そして強豪ブラジルとの対戦を祝した。会場では中国の宗教団体がチラシを配布し、横断幕をかかげて宣伝活動を展開していた。空港でも到着ゲートに大勢陣取ってパンフレットなどを手渡され、最初は「熱心なサポーター」かと思ったのだが、試合会場での活動も大規模で、大会スタッフが懸命に彼らを排除しようとする姿がいたるところで見られた。

試合前のイベントは、派手な花火を中心にした派手なもので、周辺住民に気兼ねする必要のないリゾート地で開催することのメリットを感じさせる。花火とともに中国人サポーターの興奮も高まるが、試合ではブラジルとの実力差をまざまざと見せつけられた。圧倒的な人数にもかかわらず、応援はつたないものだったが、多くの若者が世界的なイベントに直接触れることは、これからの中国にとっても大きな糧となるだろうと、彼らが誇らしげに国家を歌う姿を見ながら感じた。日本のサッカーにとっも、アジアの大国が世界の舞台を踏んだことで、さらに高いレベルのライバル関係を築くチャンスのはずだ。

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