神戸のしあわせな夜
自宅から電車に乗って、ワールドカップの、それもブラジルのゲームを観戦に行く。夢のような幸せが、実現した。母が6番=ロベ・カルで、妻が9番=ロナウドの背番号入りのTシャツ、僕は97年のフランスのプレ・W杯モデルの襟付きのレプリカ。母は「近所でこんな格好は」とTシャツの上に1枚羽織って出かけたが、地下鉄三宮駅まで来ると、ブラジルサポーターだらけなのに安心して、ようやく本物のブラジル・サポに変身。「私は息子の試合はほとんど観に行った」と豪語する母にとっても、御崎は思い出の地で、古くからの神戸のサッカーファンにとっては、ユニバーでなく御崎でワールドカップが開催されることで、歓びもひとしおというところ。ひょっとすると日本が来るかもしれないと期待していたチケットだが、ベルギーがH組の2位となって、順当に1位でC組を勝ちあがったブラジルと対戦することに。
スタジアムはすっかり黄色に染まり、ブラジルのホーム状態だ。西帰浦のブラジル-中国戦では人数的には中国のサポーターが圧倒的だったが、古くからブラジルとの関係のあつい神戸でのゲームはブラジルにとっては幸いだったといえそう。試合前には、スカウティングに来ていたイングランドチームに会場は騒然とした。妻も双眼鏡を手に「ベッカムや!」と大騒ぎ。さっきまで「私のロナウド!」って叫んでいたやろ!
試合はロベカルのフリーキック(とフェイクの助走)、カフーのオーバーラップで盛り上がり、リバウド、ロナウドのゴールで興奮は最高潮に。「ブラジル!チャチャチャ!」からサンバのリズムに切り替わる演奏の見事さにも感心させられた。なんともしあわせな一夜でありました。
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