決勝は横綱対決
3位決定戦は、ここまでの驚きに満ちた大会にふさわしく、トルコ対韓国という大会前には誰も想像し得なかった組み合わせとなった。さらに開始後11秒でハカン・シュクルのゴールが決まり、ワールドカップ最短ゴールという“驚き”のおまけ付き。トルコが前半を3−1でリードし、終了間際に韓国が1点を返すものの3−2でトルコが勝利をおさめた。ここまで驚くべきモチベーションで勝ち上がってきた両国にとっても、ここでもう一度集中力を高めることは難しかっただろう。試合後の妙に和やかなムードも含めて、 これまでの大会の3位決定戦同様に、どこか緊張感に欠けた、違和感を感じさせる試合となった。
さあ、いよいよ決勝戦。前評判やここまでの経過ははさておき、ブラジルードイツという夢の対戦となった。優勝候補のアルゼンチン、フランスはファーストラウンドで大会を去ったが、サッカー界における格としては両国を上回るまさに横綱同士の対戦だけに、これぞサッカー、これぞワールドカップというゲームが期待できそうだ。ともにサッカーにおいては最大級のプライドを持ちあわせており、負けないサッカーではなく、ゴールをうばって勝つサッカーを見せてくれるのではないか。ここまでの道程では予選敗退の危機に瀕し、ブラジルに至っては、史上最弱とまで言われたチーム。名前だけで見れば、何の違和感もない決勝カードなのだが、20世紀のワールドカップでは実現しなかった対戦ということもふくめ、新鮮な驚きにあふれた決勝といえる。
気がかりなのは、プレス席に雨が降り込むという悪評高きスタジアムでの開催だけに雨予想の天気予想と、ロナウドの髪型だけだ。
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