« 歴史的な勝利がもたらすもの | トップページ | 英、韓、日が3強? »

6月23日に生まれて

2002/06/11(火)

フランスが大会を去る。98年大会、ユーロ2000を制覇し、今回も優勝候補として乗りこんできたものの3試合無得点で、4チーム中の最下位となっての敗退。フランスをセカンドラウンドで見ることができないのは本当に残念だ。僕はショックのあまり、高速道路の降り口を間違ってしまった。

常勝が当然のこととなり、またそれにふさわしいきら星のごときメンバーを揃えたチームには、今となってみれば勝利への欲求が不足していたということか。いや、ポストを叩いたシュートの数々を見れば、敗退の原因は彼らにあるというよりは、やはりサッカーの神の思し召しか?ジダンの不在という理由が与えられたことが、せめてもの救いというのは、ジダンにとってはあまりに厳しい事実。

全試合の半分以上がすでに消化され、フランスはもういない。大会はいよいよ盛り上がりを見せることになるだろうが、ゴールや勝利の歓喜だけでなく、こんな喪失感や、寂しさ、カタルシスもワールドカップのひとつの本質。予選でオランダが敗退したときや、シェフチェンコが参加できないという事実にも衝撃を受けたが、参加したチームが順に消えていくことはさらに辛い仕打ちだ。

ジダンと、ヴィエラは僕と同じ6月23日生まれ。彼らがその日を待たずして、大会を去ることになるとは誰が予想しただろうか?2006年6月にはジダンは34歳、ヴィエラは30歳の誕生日を迎える。

固定リンク | 社長の日記 | コメント (0) | トラックバック (0)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 6月23日に生まれて:

コメント

コメントを書く