トップページ | 8回目の旅立ち »

神戸にサッカーがやってきた。

2002/05/27(月)

いよいよワールドカップがやってくる。賀川浩先輩と震災3年目にKAGAWA SOCCER LIBRARYを、一昨年にはFCJAPANを立上げた当初の、「2002年には日本のサッカーを世界に発信する」という夢は、いまだ志半ばではあるが、この大会を契機にして日本サッカーが踏み入れる新しいステージにおいて、「サッカーの感動をつくり、伝えていく」ことを引続き追求していきたい。その決意表明として、そして皆さんとサッカーを考える場として、連載を企画しました。「日本サッカー発祥の地」を自認する神戸の街から、時にはスタジアムから発信していきますので、よろしくお付き合いください。

ワールドカップ開幕も5日後にせまった5月26日、神戸ではイングランド−カメルーンの親善試合が開催された。両チーム合わせて17人が交代するゲームながら、カメルーンの身体能力の高さ、イングランドの決定力というそれぞれの持ち味をライブで見ることができたのは収穫。後半に投入されたシェリンガム、ファウラーとヘッドでつないでのゴールは、ロングボールを蹴りこむ昔のスタイルでこそないが、さすがイングランド、と納得させるものであった。

ピッチの外でも、母国イングランドのサポーターたちが楽しませてくれる。スタジアムでは小人数ではあるが声を限りに「Football's coming home」などのおなじみの応援を披露。さらに、おしとやかな神戸の観衆を巻きこもうと、「ニッポン、チャチャチャ」と始めて手拍子が大きくなるとみると、「England チャチャチャ」にすりかえる技には感心させられた。試合後の三宮の町では彼らと飲みながら、ワールドカップが開催されることを改めて身体で感じることができた。酔いつぶれてイスから転げ落ちるロンドンのおやじもいれば、早速日本人女性を口説きにかかるコベントリーのお兄ちゃんもいたが、神戸の街を破壊しようという輩はひとりもいなかったことは言うまでもない。

固定リンク | 社長の日記 | コメント (0) | トラックバック (0)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 神戸にサッカーがやってきた。:

コメント

コメントを書く