期待されたアップセット
セネガルはなんとも瑞々しい勝利で新世紀の幕を開けた。82年、90年と前回王者アルゼンチンが敗れる波乱があったが、今回は新世紀最初の、初の欧州、南米以外での開催ということもあり、まさに新時代を感じさせるアップセット。敗れたフランスは、リードを許しながらもパニックに陥ることなくゲームを進めたが、完成されたチームである反面、勢いという点ではセネガルが上手だった。まだ20代前半の得点王トリオ、トレゼゲ、アンリ、シセも、ひたすらまじめな表情でチームに忠実にプレーしつづけるものの、シュートがバーをたたき、そのまじめな表情には悲壮感が漂った。
「これがサッカー」、This is football、とこのゲームを見た人々は口にすることだろう。新しい時代の大会では、そんな常套句も、サッカー界の常識も超えた感動と驚きが用意されているのかもしれない。楽しい予感が、ひとつ現実となった開幕戦であった。
日本での開幕日、私は札幌でドイツーサウジアラビアを見る。ここでも驚きがあるのか、それとも欧州の大国が面目を保つのか、楽しみだ。
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