10年前に立ち上げた大会をルーツにもつ「FUTSAL KOBE FESTA ユースフットサル選抜トーナメント」の運営を無事に終えることができました。なかなかお会いする機会のなかった北海道や東海の皆さんとも会場でお会いできて感激でした。
大会では、初日初戦のウォーミングアップで愛知選抜の物部呂敏選手が負傷し病院へ。物部選手は神戸での優勝や、長野での活躍と苦杯(決勝でフウガに敗退)を見てきて、世代の日本代表にも選ばれ、主将として臨むこの大会でもその姿を見られることを楽しみにしていただけに、ほんとうに残念でした。
地元の兵庫が1次リーグを1位突破し、前評判の高かった東京が圧倒的な力を見せて決勝に進み、すべての試合に感激させられました。そして決勝では、スタンドで物部くんが見守るなか、愛知が東京に勝利し優勝。若者たちの作り出すドラマに驚かされました。
また、来年からスタートする兵庫県女子U-18フットサルプレリーグにむけて立上げた兵庫県女子U-18選抜と、昨年のフットサルフェスタU-15ガールズ優勝のパスドゥーロのエキシビションも会場を盛り上げてくれました。ただ、試合では果敢なセーブでチームを救い続けたGKが指を骨折してしまいました。
二人の選手が貴重なプレー機会を失ってしまうことを申し訳なく思います。そして、このケガを乗り越えて成長していく二人を応援し続けたいと思います。
http://www.u18futsal.jp/
芦屋、長居、神戸、豊中と、今シーズンは4つのリレーマラソンを無事に終えることができました。
歴代最高記録や、最高参加者数など、記録にも記憶にも残る大会続きでしたが、昨日は、初めて伴走者を必要とする障がい者の皆さんにも参加いただくことができて、仲間と走るよろこびを全身で表現する皆さんの姿に感激させられました。
リレーマラソンに取り組んで11年目となり、コロナの影響からも立ち直り、いろいろな面で、しっかりと継続していかなければ、と思いを新たにしています。
ARFICACHALLENGEや、英語×スポーツ教室などで連携しているCHEZAさんから
エクアドルからの留学生が、
震災後のコミュニティにおけるスポーツ
についてインタビューを希望している
とのことで、断る理由もなく、インタビューを受けました。
インドの留学生と、甲南大の学生も同席し、久々の英語で緊張しながらのインタビューでしたが、自分がやってきたことを再確認する貴重な機会となりました。
話をしながら、震災の朝のことを思い出し、震災後に会社を立ち上げ、NPOの役員になってスポーツや神戸・芦屋の街にかかわってきたことを改めて整理していくことになりました。
すると、その翌日に横浜の高校生からメールが届きました。
メールには
震災復興とスポーツコミュニティの関わりについての研究をしています
と記され、インタビュー希望とのこと。
あまりの偶然に驚かされると同時に、世界のさまざまな地域で学生がそんなテーマに取り組んでくれていることに感激させられました。そして、自分自身は賀川浩さんの言葉を残すために起業したけども、自分も語る側にいるのだということを実感することになりました。
どちらのインタビューも語りすぎて、最後に言いたかったことがきちんと言えなかったのですが、やはり行きつくところは、スポーツは「非日常」で、「遊び」で、「いろどり」であることでした。
これまでも同様のテーマで何度か書いていますが、いつか
なんでスポーツなのか?
を、さらに突き詰めてみたいと考えさせられる2つのインタビューでした。
ラ・ラ・ランド
http://honda.footballjapan.jp/2020/05/post-42e72a.html
新庄の言葉
http://honda.footballjapan.jp/2020/05/post-8a4484.html
中高で英語の先生だったフリン先生が話してくれた物語が、なぜか記憶に残っていました。
ある事故で亡くった人たちの生きざまをたどっていくと、立派な人も、悪人も、そのタイミングで亡くなってよかったのです、というような話だったと記憶していて、父や友人が亡くなるたびに「今でよかったんだ」と思ってきました。
先日、ブルータスの村上春樹特集の「手放せない51冊の本について」のなかで「サン・ルイス・レイの橋」というのを発見し、「あ!これや!」と思って検索してみると、岩波文庫の古本は7000円以上のところ、映画化作品のDVDはずっと安価だったので、こちらを購入。おそらく、フリン先生が語ってくれた物語に違いないのですが、ロバート・デ・ニーロ、ハーヴィー・カイテル、キャシー・ベイツらの豪華キャストによる映画の出来栄えはイマイチな感じで、あまりダイレクトにメッセージが伝わってくるものではありませんでした。自分の記憶が映画が発信しようとしているメッセージと同じなのか(たぶん違う)、フリン先生は作品から何を読み取ったのか、あいまいなままなのですが、自分自身の価値観(死生観?)を改めて確認する機会になりました。
サロン2002では、毎月開催してきた「月例会」の見直しを行っており、昨年からはコロナの影響もありオンラインでの開催、参加無料で実施。さらに名称についてもさまざまな意見交換の結果、「月例サロン」とすることになりました。
そんなタイミングで昨日は「どうなる、東京オリンピック・パラリンピック?―2020~21のスポーツイベントの実施状況から考える―」というテーマで開催。医師から高校生、さらには組織委員会のメンバーまで参加して意見交換が行われました。
森さんの言動以来、一気にオリンピック反対に世論も傾き、ネガティブな発信が多くなった感がありますが、むやみに開催賛成/反対ということではなく、他の国際スポーツ大会の状況や、オリンピック憲章などにも触れながら、非常に充実した内容でした。
政治的な駆け引きにオリンピックが利用され、それをマスコミが発信することが反対論をさらに助長しているように感じますが、オリンピック憲章にはこのように記載されています。
「オリンピズムの目標は、あらゆる場でスポーツを人間の調和のとれた発育に役立てることにある。またその目的は、人間の尊厳を保つことに重きを置く平和な社会の確立を奨励することにある。」
https://www.joc.or.jp/olympism/charter/konpon_gensoku.html
今一度、オリンピックとは何なのかを考える貴重な機会でした。
グリーンアリーナ神戸カップフットサルフェスティバルの募集を開始しました。
ホンダカップでU-18女子、U-12女子などの新しいカテゴリーを開設し、出場してくれたチームにさらにプレーの場を提供しようとはじめた大会も、今年で7年目になりました。
今年は緊急事態宣言のなか、それも大会まで1か月少々というタイミングでの募集開始です。
昨年から、コロナ禍のなかでいろいろな大会を行ってきましたが、今回も同じく、
開催できるのか、開催してもいいのか、多くの人の納得は得られるのか
と自問と議論を繰り返した結果の募集開始となりました。
JFAなどがしっかりとしたガイドラインを作成してくれているほか、これまで積み重ねてきたwithコロナの大会の開催経験もあります。万全の対策のもと、安全な大会を開催したいと思います。